重賞ウィナーレポート

2004年07月04日 Rたんぱ賞 G3

2004年07月04日 福島競馬場 晴 良 芝 1800m このレースの詳細データをJBIS-Searchで見る

優勝馬:ケイアイガード

プロフィール

生年月日
2001年05月16日 03歳
性別/毛色
牡/鹿毛
戦績
国内:7戦4勝
総収得賞金
157,849,000円
デヒア(USA)
母 (母父)
アドベンチャーオン(USA)  by  Relaunch(USA)
馬主
亀田 守弘
生産者
大滝 康晴 (静内)
調教師
古川 平
騎手
松永 幹夫
  • ケイアイガードの母アドベンチャーオン(2004年7月6日撮影)
    ケイアイガードの母アドベンチャーオン(2004年7月6日撮影)
  • ケイアイガードの半弟(当歳)
    ケイアイガードの半弟(当歳)
 本馬のふるさとは静内町目名にある大滝康晴牧場。当ふるさと日高案内所から車で5分程度の所にあり7頭の繁殖牝馬を繋養する生産牧場で、ここを大滝康晴社長夫妻と両親の4人で営む。夏を迎えて、同牧場も牧草の刈り取りに忙しい最中だ。
 本レースには、大滝社長も馬主さんのお誘いに迷ったが、近所の方の協力を得て、福島競馬場での応援観戦が実現した。「皆さんのおかげで、良い思いをすることができました。優勝できたし嬉しいです」と大滝社長。本馬の重賞初制覇は同牧場にとっても初の重賞勝ちでその喜びは大きい。鋭い差し脚で一瞬のうちにゴールを突き抜けたレース展開にも「あっという間に終わりましたね」と戸惑いさえ感じたようだ。
 また、この勝鞍は「ケイアイ」の冠名を持つ亀田守弘オーナーにとっても持ち馬の重賞初制覇という。数々の活躍馬に実績をもつ同オーナーだけに意外だが、同レースの優勝肩掛けを手にして喜んでいたという。

 本馬の母はアドベンチャーオン(母の父Relaunch・米国産)で米国26戦3勝し、亀田氏が1996年に輸入、同牧場に預けた期待の繁殖馬。仔出しが良く本馬は第五仔になるが、第三仔・半兄5歳ケイアイエイブル(父フォーティナイナー)、第四仔・半姉4歳ケイアイワルツ(父タイキシャトル)が地方で勝鞍を挙げている。また半妹の2歳牝馬(父ピルサドスキー)はビッグレッドファームで育成中、1年の空胎をはさみ今年3月17日に当歳牡馬(父へクタープロテクター)が誕生、現在は再びデヒアを交配し受胎確認中。
 仔馬のころは、性格はおとなしく目立たないが、体質は良く、見栄えのする仔だったようで、入厩先の古川調教師に大変気に入れられレース終了後「やっぱり勝っただろ」と声をかけられたそうだ。

 この後は遅まきながらクラシック戦線に参入、トライアルを得て菊花賞の予定だが、話題の多いライバルを相手に活躍する本馬の姿を今度はじっくり競馬場で大滝ファミリー揃って観戦できることを願います。 第53回ラジオたんぱ賞は、好位を追走していた1番人気のケイアイガードが、直線で抜け出すと、後続の追撃を振り切って優勝。秋のクラシック戦線に早々と名乗りを上げる重賞初制覇を果たした。ケイアイガードの馬主は亀田守弘氏、生産者は北海道・静内町の大滝康晴氏。母アドベンチャーオンは米国産の輸入牝馬で、同馬はその第5仔にあたる。