2005年04月03日 産経大阪杯 G2
優勝馬:サンライズペガサス
プロフィール
- 生年月日
- 1998年04月15日 07歳
- 性別/毛色
- 牡/栗毛
- 戦績
- 国内:18戦5勝
- 総収得賞金
- 353,743,000円
- 母 (母父)
- ヒガシブライアン by ブライアンズタイム(USA)
- 馬主
- 松岡 隆雄
- 生産者
- ヤナガワ牧場 (門別)
- 調教師
- 石坂 正
- 騎手
- 幸 英明
3年ぶりに執念の復活を遂げた本馬のふるさとは門別町福満のヤナガワ牧場。
門別市街地より沙流川を越え、丘陵地を走る道路に入りブリーダーズSS、日高ケンタッキーファームを過ぎた所に広く整備された同牧場がある。
2代目の梁川正克社長と長男の正普(マサヒロ)さんが10名のスタッフと共に40頭の繁殖牝馬を繋養している。重賞レースには数多くの生産馬が出走しており、昨年は指定交流競走全日本2歳優駿(GⅠ)の覇者プライドキムを輩出、過去にはサンライズフラッグ(鳴尾記念)、システィーナ(京都牝馬特別),ヒガシマジョルカ(函館記念)他多くの重賞馬がいる。しかし、今回の本馬は不治の病・屈腱炎から立ち直っての快挙だけに、生産者としての喜びが大きい。
事務所のテレビで本馬のVゴールを見取った長男正普さんは「直線での脚色が良かったので、勝てるのではないかと思いました。前走(中京記念)で良い走りをしていましたからね。再起出来るか分らずに、いつ引退の連絡があるのか不安な時期がありましたから、とても嬉しいですよ。馬主(松岡隆雄氏)さんや厩舎(石坂調教師)の皆さんに感謝するだけです」と愛馬の復活に安堵の笑みを浮かべる。
脚元の不安は常に気になるようで、レース展開には「一時に大きな負担が掛からないように、早めの好位から本馬の末脚を生かしたジョッキー(幸騎手)も上手かったですね」と本馬を知り尽くした陣営への感謝は尽きない。
母はヒガシブライアン(母の父ブライアンズタイム)でブライアンズタイムの初年度産駒という。「実績が未知数の種牡馬でしたので不安でしたが、今となっては凄いですね」(正普さん)と振り返るが、母は本馬を出産した年に不慮の病で死亡した。本馬の幼駒の頃は乳母の世話になるが、父親(サンデーサイレンス)譲りのやんちゃ振りで元気に育ったようだ。
本馬は第4仔で半兄にダイワバチカン(父ディンヒル)中央1勝などがいる。今回の活躍に血統後継馬も気になるところだが、祖母のアリーウィン(祖母の父Alydar)が現在も同牧場で繁殖生活をしている。すでに21歳になるというが「とても元気で、今年も5月に出産予定です。出来たら頑張ってもらいブライアンズタイムをつけて母ヒガシブライアン2世が欲しいですね」と正普さんは微笑む。
ヤナガワ牧場の社長梁川正克氏は獣医でもあり、日高の馬産界に多方面で活躍されている。「父にはまだまだ追いつきませんね。これからですよ」という正普さん。ノーザンファームや米国・スリーチムニーズ牧場、アイルランド・バリーリンチ牧場での修行を終え本格的に牧場経営に取り組んでいる。本馬の活躍が同牧場を後押ししている。第49回産経大阪杯(GII)は、幸騎手騎乗のサンライズペガサス(牡7歳、父サンデーサイレンス)が単勝1番人気に応えて快勝した。重賞は平成14年の産経大阪杯以来3年ぶりとなる2勝目。2回の屈腱炎を乗り越えて見事な復活を果たした。
門別市街地より沙流川を越え、丘陵地を走る道路に入りブリーダーズSS、日高ケンタッキーファームを過ぎた所に広く整備された同牧場がある。
2代目の梁川正克社長と長男の正普(マサヒロ)さんが10名のスタッフと共に40頭の繁殖牝馬を繋養している。重賞レースには数多くの生産馬が出走しており、昨年は指定交流競走全日本2歳優駿(GⅠ)の覇者プライドキムを輩出、過去にはサンライズフラッグ(鳴尾記念)、システィーナ(京都牝馬特別),ヒガシマジョルカ(函館記念)他多くの重賞馬がいる。しかし、今回の本馬は不治の病・屈腱炎から立ち直っての快挙だけに、生産者としての喜びが大きい。
事務所のテレビで本馬のVゴールを見取った長男正普さんは「直線での脚色が良かったので、勝てるのではないかと思いました。前走(中京記念)で良い走りをしていましたからね。再起出来るか分らずに、いつ引退の連絡があるのか不安な時期がありましたから、とても嬉しいですよ。馬主(松岡隆雄氏)さんや厩舎(石坂調教師)の皆さんに感謝するだけです」と愛馬の復活に安堵の笑みを浮かべる。
脚元の不安は常に気になるようで、レース展開には「一時に大きな負担が掛からないように、早めの好位から本馬の末脚を生かしたジョッキー(幸騎手)も上手かったですね」と本馬を知り尽くした陣営への感謝は尽きない。
母はヒガシブライアン(母の父ブライアンズタイム)でブライアンズタイムの初年度産駒という。「実績が未知数の種牡馬でしたので不安でしたが、今となっては凄いですね」(正普さん)と振り返るが、母は本馬を出産した年に不慮の病で死亡した。本馬の幼駒の頃は乳母の世話になるが、父親(サンデーサイレンス)譲りのやんちゃ振りで元気に育ったようだ。
本馬は第4仔で半兄にダイワバチカン(父ディンヒル)中央1勝などがいる。今回の活躍に血統後継馬も気になるところだが、祖母のアリーウィン(祖母の父Alydar)が現在も同牧場で繁殖生活をしている。すでに21歳になるというが「とても元気で、今年も5月に出産予定です。出来たら頑張ってもらいブライアンズタイムをつけて母ヒガシブライアン2世が欲しいですね」と正普さんは微笑む。
ヤナガワ牧場の社長梁川正克氏は獣医でもあり、日高の馬産界に多方面で活躍されている。「父にはまだまだ追いつきませんね。これからですよ」という正普さん。ノーザンファームや米国・スリーチムニーズ牧場、アイルランド・バリーリンチ牧場での修行を終え本格的に牧場経営に取り組んでいる。本馬の活躍が同牧場を後押ししている。第49回産経大阪杯(GII)は、幸騎手騎乗のサンライズペガサス(牡7歳、父サンデーサイレンス)が単勝1番人気に応えて快勝した。重賞は平成14年の産経大阪杯以来3年ぶりとなる2勝目。2回の屈腱炎を乗り越えて見事な復活を果たした。