重賞ウィナーレポート

2004年07月11日 七夕賞 G3

2004年07月11日 福島競馬場 曇 稍重 芝 2000m このレースの詳細データをJBIS-Searchで見る

優勝馬:チアズブライトリー

プロフィール

生年月日
1998年03月24日 06歳
性別/毛色
牡/青鹿毛
戦績
国内:27戦7勝
総収得賞金
205,086,000円
サンデーサイレンス(USA)
母 (母父)
チアズダンサー  by  アンバーシャダイ
馬主
北村 キヨ子
生産者
今 牧場 (静内)
調教師
山内 研二
騎手
柴田 善臣
 本馬の生産牧場は、静内町豊畑の今(こん)牧場。チアズメッセージ(2月1日京都牝馬S・GIII)に続き本年2度目の重賞制覇となる。同牧場は現在、今岩男社長と二人のお孫さんの靖弘氏(27歳)、正人氏(25歳)を中心に3世代で営まれる家族経営の生産牧場だ。本馬の優勝に喜ぶ今社長は自宅でのテレビ観戦に「良く勝ってくれました。嬉しいですね。本馬は今回、体重も減っていたし(-8kg)休み明けは実績がないので、のんびりした気持ちで見始めていたのですが、直線に入ってから力が入りましたね」と笑顔を見せる。当レース直後の阪神マーメイドS(GIII)での本馬の全妹チアズメッセージの2着には「そう旨くはいきませんよ、優勝馬はやはり格がちがいますね。」と元気な走りを見せてくれた全妹を労う。

 本馬の母はチアズダンサー(母の父アンバーシャダイ)で本馬は第1仔。第2仔が前出の全妹チアズメッセージ4歳、第3仔の全妹チアズデェイライト3歳は今年現役を退き門別の牧場で繁殖馬として繋養されているという。第4仔半弟のチアズアチーブ(父パントセレブル)は秋のデビューを目指して調教中、第5仔全弟の1歳は浦河で育成中だ。今年は5月14日に半妹(父フレンチデピュティ)が誕生、今年はさすがに仔出しの良いこの母馬も休ませ空胎の予定という。

 本馬の幼駒の頃は、父親譲りのきかない仔だったようだが、今社長の期待は大きい。また全妹のチアズメッセージには血統を継ぐ繁殖馬として同牧場に戻るのを期待いているという。

 同牧場では、お孫さんお二人が昨年結婚、長男靖弘氏に、社長にとってはひ孫さんが生まれ、忙しい仕事の中にも大きな喜びが続く。お孫さんたちの為にも本馬とチアズメッセージの古馬戦線の活躍は欠かせない。
 第40回七夕賞は、単勝8番人気の伏兵馬・チアズブライトリーが、後方から大外一気の末脚でゴール前の混戦を制して優勝。昨年の京阪杯(GIII)に続く重賞2勝目をゲットした。チアズブライトリーの馬主は北村キヨ子氏、生産者は北海道・静内町の今牧場。母はチアズダンサー(中央2勝)で、同馬はその初仔にあたる。ちなみに全妹のチアズメッセージ(2000年生)は今週のマーメイドSで惜しくも2着だった。