2006年04月22日 福島牝馬S G3
優勝馬:ロフティーエイム
プロフィール
- 生年月日
- 2002年03月18日 04歳
- 性別/毛色
- 牝/鹿毛
- 戦績
- 国内:11戦3勝
- 総収得賞金
- 112,087,000円
- 母 (母父)
- ウィッチフルシンキング(USA) by Lord Avie(USA)
- 馬主
- (有) サンデーレーシング
- 生産者
- 追分ファーム (追分)
- 調教師
- 二ノ宮 敬宇
- 騎手
- 吉田 隼人
【取材先:ロフティーエイム号の生産者・追分ファーム(吉田正志さん)】
―――― 好位から抜け出し、見事重賞初制覇おめでとうございます。レースを御覧になっての感想と、生産者としての喜びの声をお聞かせ下さい。
スタッフ:ありがとうございます。実は僕を含む吉田家全員が身内の結婚式に出席していたため、このレースを実況で見ていませんでした。レースの頃はちょうど最後の挨拶をしているくらいでしたね。その後にメールや電話などで結果を知り大騒ぎした次第でした(笑) また、全然人気がなかったため、驚いたとともに喜びも倍増しましたよ。
レース中継を見ていた事務所の川上は「本当に良く勝ってくれたなという気持ちです。道中はいい位置に居ましたが、ひっかかって心配でした。直線で一回抜かれるも持ち返してくれましたが、直線でよれて、審議になったときはロフティが対象になっているなとドキドキでした。ゲートから審議後までハラハラドキドキさせられるレースでした」と感想を言っていました。僕も後程レースのVTRを見ましたが本当に良く勝ってくれたなあ・・・と思いましたね。
―――― 初めての重賞チャレンジでしたが、レース前はどんな期待をしていましたか?
スタッフ:いつもなら「今度こそ!」という風に見ていましたが、今回は昇級戦のGⅢでしたので「正直難しいのではないかなあ」と思っていました。
―――― 本馬のデビューは昨年の6月と遅かったですが、それからは一度も掲示板を外すことなく活躍されていますね。この馬の良さはどんな点だと思いますか?
スタッフ:掲示板は外していませんが、逆に言うといつまでも勝ちきれないでイライラさせられていました。というのも、実力はあると確信していましたで・・・。 この馬の良さは、いい意味でも、悪い意味でも勝負根性があるというところでしょうか。相手が強くても並ばれれば勝とうとするし、逆に抜けてしまえば甘えて力を抜いてしまうところがあるので。
―――― では牧場の頃の様子や印象などは如何でしたか?
スタッフ:牧場の頃は、やや小さめでひ弱なイメージがありましたが、筋肉の柔軟さでは飛びぬけていた思い出がありますね。それが変わったのが1歳の夏すぎてからでしょうか。成長力が著しく、あっという間に他の馬を抜いて大きいほうから2.3番手の馬になりました。
ノーザンホースパークでの調教でも「よく動く」と評判でしたが、左前の繋靱帯炎と後膝のボーンシストがみつかり調教を休むしかなく、非常に残念に思ったのを覚えています。ただ、他の馬に比べて、成長が遅いところがあったので、そこでゆっくりしたのがこの馬にとって実は良かったのではと今では思っています。
―――― 続いて母ウィッチフルシンキングについてもお聞かせ下さい。まず母が牧場へ導入された経緯を教えて下さい。
スタッフ:母は2000年のキーンランドNovemberセールで購入した馬です。これだけの競走成績だったので非常に高かったです。追分ファームが買った中では今でも1番高い馬ですね。
※ウィッチフルシンキングの主な競走成績・・・
米12勝,ハ゜ッカー アッフ゜S(G2),ニシ゛ャナS(G2),シ゛ャスト ア ケ゛ームBCH(G3),イーコ゛ン マイルS(G2)等
―――― では普段はどんなお母さんですか
スタッフ:普段は非常によいお母さんで、子供中心の生活をしていますね。体は大きいほうではありませんが、ロフティと同じく柔らかく、牝馬らしい丸い線を持った馬です。
―――― 今年の当歳が生まれていれば教えて下さい
スタッフ:今年はグラスワンダーの牡馬を産んでいます。また、ウィッチフルシンキングの初年度産駒マンティスハント(父Deputy Minister)はサクラバクシンオーの牝馬を産んでいます。
―――― 次走は未定との事ですが、今後はどんな活躍を期待されていますか?
スタッフ:次走は未定ですが、既に放牧に出されており、滞在が合うことから北海道を予定しています。次こそは競馬場で直接応援してあげられたらなあと思っています。
―――― ご協力ありがとうございました。今後益々のご活躍をお祈り致します。
【取材:胆振案内所(2006.4.25)】
―――― 好位から抜け出し、見事重賞初制覇おめでとうございます。レースを御覧になっての感想と、生産者としての喜びの声をお聞かせ下さい。
スタッフ:ありがとうございます。実は僕を含む吉田家全員が身内の結婚式に出席していたため、このレースを実況で見ていませんでした。レースの頃はちょうど最後の挨拶をしているくらいでしたね。その後にメールや電話などで結果を知り大騒ぎした次第でした(笑) また、全然人気がなかったため、驚いたとともに喜びも倍増しましたよ。
レース中継を見ていた事務所の川上は「本当に良く勝ってくれたなという気持ちです。道中はいい位置に居ましたが、ひっかかって心配でした。直線で一回抜かれるも持ち返してくれましたが、直線でよれて、審議になったときはロフティが対象になっているなとドキドキでした。ゲートから審議後までハラハラドキドキさせられるレースでした」と感想を言っていました。僕も後程レースのVTRを見ましたが本当に良く勝ってくれたなあ・・・と思いましたね。
―――― 初めての重賞チャレンジでしたが、レース前はどんな期待をしていましたか?
スタッフ:いつもなら「今度こそ!」という風に見ていましたが、今回は昇級戦のGⅢでしたので「正直難しいのではないかなあ」と思っていました。
―――― 本馬のデビューは昨年の6月と遅かったですが、それからは一度も掲示板を外すことなく活躍されていますね。この馬の良さはどんな点だと思いますか?
スタッフ:掲示板は外していませんが、逆に言うといつまでも勝ちきれないでイライラさせられていました。というのも、実力はあると確信していましたで・・・。 この馬の良さは、いい意味でも、悪い意味でも勝負根性があるというところでしょうか。相手が強くても並ばれれば勝とうとするし、逆に抜けてしまえば甘えて力を抜いてしまうところがあるので。
―――― では牧場の頃の様子や印象などは如何でしたか?
スタッフ:牧場の頃は、やや小さめでひ弱なイメージがありましたが、筋肉の柔軟さでは飛びぬけていた思い出がありますね。それが変わったのが1歳の夏すぎてからでしょうか。成長力が著しく、あっという間に他の馬を抜いて大きいほうから2.3番手の馬になりました。
ノーザンホースパークでの調教でも「よく動く」と評判でしたが、左前の繋靱帯炎と後膝のボーンシストがみつかり調教を休むしかなく、非常に残念に思ったのを覚えています。ただ、他の馬に比べて、成長が遅いところがあったので、そこでゆっくりしたのがこの馬にとって実は良かったのではと今では思っています。
―――― 続いて母ウィッチフルシンキングについてもお聞かせ下さい。まず母が牧場へ導入された経緯を教えて下さい。
スタッフ:母は2000年のキーンランドNovemberセールで購入した馬です。これだけの競走成績だったので非常に高かったです。追分ファームが買った中では今でも1番高い馬ですね。
※ウィッチフルシンキングの主な競走成績・・・
米12勝,ハ゜ッカー アッフ゜S(G2),ニシ゛ャナS(G2),シ゛ャスト ア ケ゛ームBCH(G3),イーコ゛ン マイルS(G2)等
―――― では普段はどんなお母さんですか
スタッフ:普段は非常によいお母さんで、子供中心の生活をしていますね。体は大きいほうではありませんが、ロフティと同じく柔らかく、牝馬らしい丸い線を持った馬です。
―――― 今年の当歳が生まれていれば教えて下さい
スタッフ:今年はグラスワンダーの牡馬を産んでいます。また、ウィッチフルシンキングの初年度産駒マンティスハント(父Deputy Minister)はサクラバクシンオーの牝馬を産んでいます。
―――― 次走は未定との事ですが、今後はどんな活躍を期待されていますか?
スタッフ:次走は未定ですが、既に放牧に出されており、滞在が合うことから北海道を予定しています。次こそは競馬場で直接応援してあげられたらなあと思っています。
―――― ご協力ありがとうございました。今後益々のご活躍をお祈り致します。
【取材:胆振案内所(2006.4.25)】