2009年04月11日 阪神牝馬S G2
優勝馬:ジョリーダンス
プロフィール
- 生年月日
- 2001年04月22日 08歳
- 性別/毛色
- 牝/芦毛
- 戦績
- 国内:33戦7勝
- 総収得賞金
- 299,727,000円
- 母 (母父)
- ピーターホフズパティア(USA) by Peterhof(USA)
- 馬主
- 小林 薫
- 生産者
- 錦岡牧場 (新冠)
- 調教師
- 堀 宣行
- 騎手
- 四位 洋文
持ち前の末脚を存分に生かし、ジョリーダンスが引退の花道を飾った。
本馬は新冠町新和にある錦岡牧場の生産馬。最近ではクイーンSを制したヤマニンメルベイユや中日新聞杯で重賞初Vを果たしたヤマニンキングリーらが活躍中で、長きにわたって数多くの重賞ウイナーを送り出す名門牧場だ。
錦岡牧場の土井睦秋社長にレースの感想を伺うと、
「今回はこの馬が得意としている阪神競馬場で適距離の牝馬限定戦、厩舎サイドと早くから狙いを定めていたレースで、きっと上位争いできると期待していました。8歳での重賞勝ちですからね、底力があります。管理する堀宣行調教師はジョリーダンスが厩舎開業時からずっと苦楽を共にしてきた馬なので、レース後はとても感動していました。馬主の小林薫さんはロケ先でレースを見守っていたようで、“びっくりした。すごいね!”と喜んでいました。」
と、本馬を支えるチームの喜びを伝えてくれた。
牧場を支えるスタッフの皆さんも、本馬の有終の美に嬉しさでいっぱいの様子だ。
同牧場の引木晶則場長は、
「レースは牧場の休憩場でスタッフと見ていました。近走は負けていましたが、またチャンスが巡ってくると思っていました。最後の直線で外から鮮やかに抜けてきた時は驚きました。8歳馬ですが、まだ力が残っていましたね。若い馬たちを相手によく頑張ってくれました。」
と、本馬の奮闘を労う。
馴致から本馬の育成に携わったスタッフの鈴木詩織さんは、
「牧場で乗っていた頃はよく走る馬だなという記憶があります。冬の間、屋内馬場で調教していた時に馬場入りを嫌がったり、ゲート練習に手を焼いたりしましたが、強い調教を積んでいくと、重心を低くして良いフォームで走るようになってきたので、これは将来活躍できそうだなと期待を持っていました。」
と、当時を振り返ると、引木場長は、
「過敏なところがあって色々な動きをする馬でしたから、馬をしっかりコントロールしていくのに苦労しました。そういう意味では牧場では有名でしたね(苦笑)なので、きちんと人の指示に従う馬になるように注意して馬を作っていきました。」
と、付け加えた。
幾多の活躍馬を送り出した牧場のノウハウが生きた結果だろう。
本馬はまもなく里帰りし、今年の交配相手にはアドマイヤムーンを予定しているという。
「繁殖牝馬として、この馬の長所であるキレ味や気の強さが産駒に伝わって欲しいです。」
と、引木場長は思いをはせる。自慢の末脚に磨きがかかった優駿の誕生が今から待ち遠しい。
追記) 16日17時、錦岡牧場土井社長より連絡がございまして、ジョリーダンスはヴィクトリアマイルG1に向けて現役を続行する事になったそうです。
是非応援してください。
本馬は新冠町新和にある錦岡牧場の生産馬。最近ではクイーンSを制したヤマニンメルベイユや中日新聞杯で重賞初Vを果たしたヤマニンキングリーらが活躍中で、長きにわたって数多くの重賞ウイナーを送り出す名門牧場だ。
錦岡牧場の土井睦秋社長にレースの感想を伺うと、
「今回はこの馬が得意としている阪神競馬場で適距離の牝馬限定戦、厩舎サイドと早くから狙いを定めていたレースで、きっと上位争いできると期待していました。8歳での重賞勝ちですからね、底力があります。管理する堀宣行調教師はジョリーダンスが厩舎開業時からずっと苦楽を共にしてきた馬なので、レース後はとても感動していました。馬主の小林薫さんはロケ先でレースを見守っていたようで、“びっくりした。すごいね!”と喜んでいました。」
と、本馬を支えるチームの喜びを伝えてくれた。
牧場を支えるスタッフの皆さんも、本馬の有終の美に嬉しさでいっぱいの様子だ。
同牧場の引木晶則場長は、
「レースは牧場の休憩場でスタッフと見ていました。近走は負けていましたが、またチャンスが巡ってくると思っていました。最後の直線で外から鮮やかに抜けてきた時は驚きました。8歳馬ですが、まだ力が残っていましたね。若い馬たちを相手によく頑張ってくれました。」
と、本馬の奮闘を労う。
馴致から本馬の育成に携わったスタッフの鈴木詩織さんは、
「牧場で乗っていた頃はよく走る馬だなという記憶があります。冬の間、屋内馬場で調教していた時に馬場入りを嫌がったり、ゲート練習に手を焼いたりしましたが、強い調教を積んでいくと、重心を低くして良いフォームで走るようになってきたので、これは将来活躍できそうだなと期待を持っていました。」
と、当時を振り返ると、引木場長は、
「過敏なところがあって色々な動きをする馬でしたから、馬をしっかりコントロールしていくのに苦労しました。そういう意味では牧場では有名でしたね(苦笑)なので、きちんと人の指示に従う馬になるように注意して馬を作っていきました。」
と、付け加えた。
幾多の活躍馬を送り出した牧場のノウハウが生きた結果だろう。
本馬はまもなく里帰りし、今年の交配相手にはアドマイヤムーンを予定しているという。
「繁殖牝馬として、この馬の長所であるキレ味や気の強さが産駒に伝わって欲しいです。」
と、引木場長は思いをはせる。自慢の末脚に磨きがかかった優駿の誕生が今から待ち遠しい。
追記) 16日17時、錦岡牧場土井社長より連絡がございまして、ジョリーダンスはヴィクトリアマイルG1に向けて現役を続行する事になったそうです。
是非応援してください。