2007年04月21日 福島牝馬S G3
優勝馬:スプリングドリュー
プロフィール
- 生年月日
- 2000年03月31日 07歳
- 性別/毛色
- 牝/芦毛
- 戦績
- 国内:44戦7勝
- 総収得賞金
- 137,782,000円
- 父
- ミシル(USA)
- 母 (母父)
- ダイナサフラン by ノーザンテースト(CAN)
- 馬主
- 加藤 春夫
- 生産者
- 清水スタッド (様似)
- 調教師
- 堀 宣行
- 騎手
- 柴山 雄一
生産牧場の清水スタッド(様似町西様似)は、昨年1月の東京新聞杯でフジサイレンスが初めての重賞制覇を果しており、本馬の重賞初制覇は牧場にとっては2度目の快挙になった。
案内所から1時間半ほど海岸沿いの国道を車で走り、日高山系の主稜線が迫る同牧場に到着すると、清水孝志社長と父清志さん、母好子さんが迎え入れてくれた。
皆さんとても明るい笑顔をしていましたが、おじいちゃんは「孫(孝志さんの長男大輔君)がこの4月に小学校に入学して、二人目の孫がもうすぐ生まれるところでね。」と顔を崩す。本馬の優勝は、おめでたい事の続く一家に大輪の花を添えたようだ。
レースの日も、本馬は勝ち負けまでは行かないだろうと、お婆ちゃんと奥さんのさとみさんがお産の準備などの為に買い物へ。清水さんとおじいちゃんが仕事の手を休めてテレビの前に座った。
レースでは、ゴール直前で先行する有力馬を強襲して一気に差し切った本馬の快勝に清水さんも驚いたようだ。
「近走が思わしくなかったし、休養明けだったので期待し過ぎないように見ていましが、ビックリするような勝ち方でしたね。4走前の中山(ニューマーケットC 1着)の勝ち方と同じでした。あれが、本馬の姿なのでしょうね。堀先生(堀宣行調教師)に入厩したとき、牝馬戦なら重賞をとれる馬だと言われ楽しみにはしていましが、力をつけてきましたよね。休養明けのレースに、これだけ良く馬のモチベーションを上げられたのも、馬主(加藤春夫氏)さんや先生、ジョッキーのお陰ですね。」
おじいちゃんは「あの馬、最後の脚は走っているんじゃなかったね、飛んでいたよ。私の時代では重賞なんて夢だったのが、これで2度目だから嬉しいなんてものじゃない。幸せだよ。」と喜ぶ。
おばあちゃんも「買い物先から、飛んで帰って来ましたよ。それから、急いでお祝いの支度だったけれど嬉しい忙しさだったですよ。」と笑顔。
明るい一家の喜びの様子が伺える。
母ダイナサフランは社台ファーム産。中央で3勝を上げ、同ファームに繁殖入りした後、清水スタッドに導入されての7番仔が本馬。ノーザンテーストの肌にミスタープロスペクター系のミシルが合うと考え、配合されて重賞馬が誕生した事になる。
本馬は7歳44戦目での重賞初制覇、もう1頭の重賞馬フジサイレンスも6歳42戦目での殊勲に、遅咲きというより丈夫に走り続けてくれている孝行馬を出し続けている。
その秘訣を清水さんは「たまたまですよ。いつも手探り状態でやっています。技術の革新は必要だと思い、日本軽種馬協会、日高軽種馬農協、農業改良普及所、JAひだか東、JRAと各種団体、機関の講習会に参加し、また、壁にぶつかる度に各専門技術者に相談して何とか生産を続けてきました。」と指導者たちの取り組みに感謝する。
現在は、地方競馬全国協会のもとで、日本軽種馬協会の進める構造改革支援事業に仲間3人と取り組み共同化を計り、小規模牧場の抱える問題を各組織と一体となって改善しているという。
今回の本馬の活躍は、努力家の清水さんを勇気付けたようだが、おじいちゃんは「息子が一生懸命にやってくれています。」と頼もしそうに見ていました。
案内所から1時間半ほど海岸沿いの国道を車で走り、日高山系の主稜線が迫る同牧場に到着すると、清水孝志社長と父清志さん、母好子さんが迎え入れてくれた。
皆さんとても明るい笑顔をしていましたが、おじいちゃんは「孫(孝志さんの長男大輔君)がこの4月に小学校に入学して、二人目の孫がもうすぐ生まれるところでね。」と顔を崩す。本馬の優勝は、おめでたい事の続く一家に大輪の花を添えたようだ。
レースの日も、本馬は勝ち負けまでは行かないだろうと、お婆ちゃんと奥さんのさとみさんがお産の準備などの為に買い物へ。清水さんとおじいちゃんが仕事の手を休めてテレビの前に座った。
レースでは、ゴール直前で先行する有力馬を強襲して一気に差し切った本馬の快勝に清水さんも驚いたようだ。
「近走が思わしくなかったし、休養明けだったので期待し過ぎないように見ていましが、ビックリするような勝ち方でしたね。4走前の中山(ニューマーケットC 1着)の勝ち方と同じでした。あれが、本馬の姿なのでしょうね。堀先生(堀宣行調教師)に入厩したとき、牝馬戦なら重賞をとれる馬だと言われ楽しみにはしていましが、力をつけてきましたよね。休養明けのレースに、これだけ良く馬のモチベーションを上げられたのも、馬主(加藤春夫氏)さんや先生、ジョッキーのお陰ですね。」
おじいちゃんは「あの馬、最後の脚は走っているんじゃなかったね、飛んでいたよ。私の時代では重賞なんて夢だったのが、これで2度目だから嬉しいなんてものじゃない。幸せだよ。」と喜ぶ。
おばあちゃんも「買い物先から、飛んで帰って来ましたよ。それから、急いでお祝いの支度だったけれど嬉しい忙しさだったですよ。」と笑顔。
明るい一家の喜びの様子が伺える。
母ダイナサフランは社台ファーム産。中央で3勝を上げ、同ファームに繁殖入りした後、清水スタッドに導入されての7番仔が本馬。ノーザンテーストの肌にミスタープロスペクター系のミシルが合うと考え、配合されて重賞馬が誕生した事になる。
本馬は7歳44戦目での重賞初制覇、もう1頭の重賞馬フジサイレンスも6歳42戦目での殊勲に、遅咲きというより丈夫に走り続けてくれている孝行馬を出し続けている。
その秘訣を清水さんは「たまたまですよ。いつも手探り状態でやっています。技術の革新は必要だと思い、日本軽種馬協会、日高軽種馬農協、農業改良普及所、JAひだか東、JRAと各種団体、機関の講習会に参加し、また、壁にぶつかる度に各専門技術者に相談して何とか生産を続けてきました。」と指導者たちの取り組みに感謝する。
現在は、地方競馬全国協会のもとで、日本軽種馬協会の進める構造改革支援事業に仲間3人と取り組み共同化を計り、小規模牧場の抱える問題を各組織と一体となって改善しているという。
今回の本馬の活躍は、努力家の清水さんを勇気付けたようだが、おじいちゃんは「息子が一生懸命にやってくれています。」と頼もしそうに見ていました。