これが重賞初制覇。皐月賞の有力候補に名乗りを上げたフォーカルポイント。東京スポーツ杯２歳Ｓ２着、朝日フューチュリティＳ４着と惜敗していただけに、これまでのもやもやを一掃するレコード勝ちとなった。
　フォーカルポイントの生まれ故郷は北海道の白老ファーム。「直線では並ぶまもなく、前の馬を差しきってくれました。強い内容でした」と、牧場スタッフは生産馬の勝利を讃える。
　フォーカルポイントの母・フォーカルプレーンについて尋ねると、「非常におとなしい性格でその産駒も割りと扱いやすい仔が多いです。フォーカルポイント自身もあまり手がかからなかったように記憶してます」（同スタッフ）とのこと。
　「エンドスウィープ産駒ですので、短距離路線かと思っていましたが、トレセンでは『距離が延びても問題ない』という評価をもらいました」と、牧場にとってはうれしい誤算だったようだ。
　「春以降のG1レースが非常に楽しみです。これからはさらに強い相手と対戦することになりますが、まずは無事に舞台に立ってくれることを期待しています」と、生産馬にエールを送っている