2007年01月14日 京成杯 Jpn3
優勝馬:サンツェッペリン
プロフィール
- 生年月日
- 2004年04月15日 03歳
- 性別/毛色
- 牡/鹿毛
- 戦績
- 国内:7戦2勝
- 総収得賞金
- 129,250,000円
- 父
- テンビー(GB)
- 母 (母父)
- プラントオジジアン by オジジアン(USA)
- 馬主
- 加藤 信之
- 生産者
- 道見牧場 (門別)
- 調教師
- 斎藤 誠
- 騎手
- 松岡 正海
かつて、アラブの活躍馬ケイエスヨシゼン(タマツバキ記念名古屋杯、西日本アラブダービー他25勝)、エビタカラ(全日本アラブ大賞典、アラブ王冠賞他12勝)などを輩出した道見牧場は、アラブ種で隆盛を極めた門別地域の代表的な牧場だった。サラブレッド種への転換期を向かえ25年ほど前からサラブレッドの繁殖に取り掛かってきた道見忠信社長だが、農協の役員を担うため、地味ながら経営安定の可能性を実戦すべく重種馬(ペルシュロン種など、ばんえい競馬でも活躍する)の繁殖にも取り掛かり現在は6頭のサラ繁殖馬と17頭の重種の繁殖馬を飼養している。
本馬は、このレースでは好スタートでハナを奪い、危なげなく逃げ切る快勝で道見牧場に重賞初制覇をもたらした。大喜びの道見さんは「棚からぼた餅が落ちてきたようなもんですよ。幼駒の頃は体にも幅があり、食がよくて丈夫な良い仔でしたけれど、人気も無い血統でね。この馬がここまでしてくれるとは思ってもいませんでした。すべてが、この仔を拾って育て上げてくれた加藤さん(本馬の馬主でもある育成牧場加藤ステーブル社長)のお陰ですよ。」と笑みを見せる。
道見さんの話によると本馬の母プラントオジジアン(母の父 オジジアン)は、中央と地方で出走したが勝鞍を持たずに引退した。道見さんが愛馬を競馬場から連れて帰る際に、調教師から一緒に連れて行って好きなように使ってくれと頼まれた馬だそうだ。連れ戻り仲間の生産者に相談しても引き取り先が無くて困ったというが、馬を愛する道見さんの気持ちは固まる。「牝馬ですから1頭でも仔を産ませてやりたかった。種付け料の安い良い種牡馬を選びましたよ。その1番仔が本馬です。不思議な気持ちですが、この母を見ていると私に恩返しをしてくれたような気持ちになります。良かったなあ、とつくづく思いますね。」と道見さんの表情に優しさがにじみ出る。
本馬の兄弟には半弟の2歳(父ティンバーカントリー)が既に中央入りを決めており、今年は5月始めに父アジュディケーティングの仔が誕生予定。
斉藤誠調教師が本馬を‘野武士’と表現していましたが、道見さんに伺うと「野武士ですか、いい表現ですね。血統や生い立ちを考えるとそのとおりです。本馬のような活躍馬が出なければ我々のような小さな牧場は夢を持てないよ。」と笑う。
レースでの強い勝ち方に、一躍クラシック路線での活躍が期待される本馬だが、「落ち着いてからレースのビデオを繰り返して観たんですよ。あの馬はトビが凄く大きいですね。クラシックなんて出られるだけで嬉しいですけれど頑張って貰いたい。我々はこれからも出来る範囲で一歩一歩進むだけです。」と本馬の快挙に大きな活力を得た様子だ。
昨年のカワカミプリンセスに続き、日高の馬主、生産、育成・調教となるクラシック馬が誕生するという期待も出てきた。
本馬は、このレースでは好スタートでハナを奪い、危なげなく逃げ切る快勝で道見牧場に重賞初制覇をもたらした。大喜びの道見さんは「棚からぼた餅が落ちてきたようなもんですよ。幼駒の頃は体にも幅があり、食がよくて丈夫な良い仔でしたけれど、人気も無い血統でね。この馬がここまでしてくれるとは思ってもいませんでした。すべてが、この仔を拾って育て上げてくれた加藤さん(本馬の馬主でもある育成牧場加藤ステーブル社長)のお陰ですよ。」と笑みを見せる。
道見さんの話によると本馬の母プラントオジジアン(母の父 オジジアン)は、中央と地方で出走したが勝鞍を持たずに引退した。道見さんが愛馬を競馬場から連れて帰る際に、調教師から一緒に連れて行って好きなように使ってくれと頼まれた馬だそうだ。連れ戻り仲間の生産者に相談しても引き取り先が無くて困ったというが、馬を愛する道見さんの気持ちは固まる。「牝馬ですから1頭でも仔を産ませてやりたかった。種付け料の安い良い種牡馬を選びましたよ。その1番仔が本馬です。不思議な気持ちですが、この母を見ていると私に恩返しをしてくれたような気持ちになります。良かったなあ、とつくづく思いますね。」と道見さんの表情に優しさがにじみ出る。
本馬の兄弟には半弟の2歳(父ティンバーカントリー)が既に中央入りを決めており、今年は5月始めに父アジュディケーティングの仔が誕生予定。
斉藤誠調教師が本馬を‘野武士’と表現していましたが、道見さんに伺うと「野武士ですか、いい表現ですね。血統や生い立ちを考えるとそのとおりです。本馬のような活躍馬が出なければ我々のような小さな牧場は夢を持てないよ。」と笑う。
レースでの強い勝ち方に、一躍クラシック路線での活躍が期待される本馬だが、「落ち着いてからレースのビデオを繰り返して観たんですよ。あの馬はトビが凄く大きいですね。クラシックなんて出られるだけで嬉しいですけれど頑張って貰いたい。我々はこれからも出来る範囲で一歩一歩進むだけです。」と本馬の快挙に大きな活力を得た様子だ。
昨年のカワカミプリンセスに続き、日高の馬主、生産、育成・調教となるクラシック馬が誕生するという期待も出てきた。