2020年12月29日 東京大賞典(中央交流) G1
優勝馬:オメガパフューム
プロフィール
- 生年月日
- 2015年04月06日 05歳
- 性別/毛色
- 牡/芦毛
- 戦績
- 国内:19戦9勝
- 総収得賞金
- 752,070,000円
- 母 (母父)
- オメガフレグランス by ゴールドアリュール
- 馬主
- 原 禮子
- 生産者
- 社台ファーム (千歳)
- 調教師
- 安田 翔伍
- 騎手
- M.デムーロ
2018年、2019年と東京大賞典(G1)を連覇。史上初となる3連覇をかけての出走となった2020年の東京大賞典(G1)でも、オメガパフュームの強さに変わりは無かった。
「2020年は大井での3戦をメインに据えてのローテーションでしたが、帝王賞(Jpn1)、そしてJBCクラシック(Jpn1)と続けて2着だったこともあり、ここは落とせないぐらいの気持ちでいました」と話すのは社台ファームの東礼治郎場長。中央所属馬でも屈指の大井巧者と言えるオメガパフュームは、3歳時のジャパンダートダービー(Jpn1)で2着となると、その年には東京大賞典(G1)で初のG1制覇。4歳時には帝王賞(Jpn1)と東京大賞典(G1)を優勝している。だが、5歳を迎えた2020年は、連覇をかけた帝王賞(Jpn1)、そしてJBCクラシック(Jpn1)共にクリソベリルの前に2着に敗れていた。
そのJBCクラシック(Jpn1)でしのぎを削ってきたライバルたちが不在となった、今年の東京大賞典(G1)。コース実績も含めて、単勝1.3倍という圧倒的な支持を集めていたものの、最後の直線では先に抜け出したカジノフォンテンとのたたき合いとなり、最後は地力の高さを証明するかのようにクビ差退けてみせた。
「僅差の勝利ではありましたが、本馬の特徴を掴んでいた鞍上の好判断もあり、最後だけきっちり前に出てくれました。この舞台では驚異的な勝負強さを見せての3連覇。ただただ、頭が下がります」(東場長)
今年初戦となる川崎記念(Jpn1)では、セーフティリードを保ったまま直線へと向かっていった、カジノフォンテンを捉えられずに2着に敗れている。ただ、初の川崎コースということで、いつもより前の位置取りでレースをしたことや、まだ勝ち鞍の無い左回りのコースだった影響もあったと言えそうだ。
だが、まだ連対を外したことのない大井コースならば、今回のような結果にはならないはず。史上初となる同一G1 4連覇の快挙に向けて、オメガパフュームの2021年が始まった。