2020年06月24日 帝王賞(中央交流) Jpn1
優勝馬:クリソベリル
プロフィール
- 生年月日
- 2016年02月10日 04歳
- 性別/毛色
- 牡/鹿毛
- 戦績
- 国内:7戦7勝
- 総収得賞金
- 379,602,000円
- 母 (母父)
- クリソプレーズ by エルコンドルパサー(USA)
- 馬主
- (有) キャロットファーム
- 生産者
- ノーザンファーム (安平)
- 調教師
- 音無 秀孝
- 騎手
- 川田 将雅
G1/Jpn1馬8頭が揃った今年の帝王賞(Jpn1)。まさに現時点における、ダートの中長距離馬最強決定戦となったレースを制したのは、これまで国内のダートでは負け知らずで、昨年のJRA最優秀ダート馬にも輝いたクリソベリルだった。
「前走(サウジカップ)も敗れたと言えども、終始外を回る展開の中、最後は伸びていましたし、悲観する内容では無いとも思っていました」と話すのは、育成を手がけたノーザンファーム空港の樋口政春厩舎長。その意味では4か月ぶりのレースと言えども、スムーズなスタートを切って、3番手をキープした今回のレースは、まさに盤石と言えるレースぶりだった。
「いい位置を取れましたし、馬自身も気分良く走っているようにも見えました。直線に入って抜け出してからは、Jpn1レースとは思えない程に落ち着いて見ていられましたね」
外から1番人気のオメガパフュームが追い込んで来るも、クリソベリル自身はそれを上回る末脚を使っていたように、まさに「テン良し、中良し、しまい良し」の完璧なレース。結果だけでなく、能力の面でもダート中長距離の最強馬であることを証明してみせた。
「競馬センスもありますし、こちらにいた頃から折り合いも不安も感じさせませんでした。それでいて仕掛けると、しっかりと伸びてくれるなど、言うことの無い馬ですが、年齢的にもまだまだ強くなりそうです」
「それだけに何のトラブルも無く、今後も頑張ってもらいたいですね」とも付け加えた樋口厩舎長。今年春のG1戦線は牝馬の活躍が目立っていたように、群雄割拠となった感もあるが、ダート中長距離界に関しては、今年だけでなく、これからもしばらくはクリソベリルの天下が続いていきそうな気がしてくる。