ジェイエス2026秋季繁殖馬セールが開催される
10月21日、北海道新ひだか町の北海道市場で(株)ジェイエスが主催する「繁殖馬セール」が行われた。1979年2月にスタートし、その長い歴史の中で不敗の三冠牝馬デアリングタクトの母デアリングバードやダービー馬シリウスシンボリの母スイートエプソム、天皇賞(春)(G1)を勝ったマイネルキッツの母タカラカンナほか、今春の京都記念(G2)など重賞2勝ジューンテイクの母アドマイヤサブリナや、サウジアラビアRC(G3)で鮮やかな追い込みを決めたアゴルディーノの母モルトフェリーチェなど取引馬産駒の活躍は枚挙に暇がない。
雨模様の中、午前10時30分からせりがスタート。上場頭数は172頭(前年比17頭減)で売却頭数は119頭(前年比13頭減)。内訳は受胎牝馬の上場が138頭(前年比18頭減)で売却頭数は106頭(前年比11頭減)。空胎馬の上場が34頭(前年比1頭増)で売却頭数13頭(前年比2頭減)。前年対比0.6%減となる69.2%の売却率だったが、過去最高となる総額1,072,060,000円(税込、以下同)で、前年比151,250,000円増を売り上げた。平均価格は受胎馬が6,923,773円(前年比51,355円減)で。空胎馬が26,010,769円(前年比19,029,436円増)という結果になった。購買登録者数は381人。
最高価格は、今年のアイビスサマーダッシュ(G3)を最後に現役を引退したばかりのテイエムスパーダ(7歳、父レッドスパーダ)。3歳夏のCBC賞(G3)で今も残る1,200mの日本レコード(1分5秒8)を叩き出し、4歳秋にはセントウルS(G2)を逃げ切ったJRA 6勝馬の争奪戦は激しいものとなったが、最終的には(株)チャンピオンズファームが132,000,000円で落札した。
これに続いたのは昨年のフラワーC(G3)3着の2勝馬ゴーソーファー(4歳、父キズナ)。母のゴーマギーゴーはガルフストリームパークオークス(G2)など米国重賞2勝馬で、ケンタッキーオークス(G1)4着、エイコーンS(G1)4着馬。今福洋介氏が89,100,000円で落札した。
高額第3位は受胎繁殖牝馬2頭。ハッピーアズラリー(6歳、父ラブリーデイ)と、ダノンシュネラ(8歳、父ドゥラメンテ)。前者は自身特別競走勝馬で、スワンS(G2)など重賞3勝の現役馬ダイヤモンドノットの半姉。母エンドレスノットは日本ダービー馬マカヒキの半姉という血統。こちらは(株)社台ファームが落札。後者はJRA 2勝馬ながらもダービー卿ChT(G3)など重賞3勝テルツェットの半妹で、近親にはリアルスティール。ラヴズオンリーユーがいる血統。(株)チャンピオンズファームが79,200,000円で購買した。
セール終了後、(株)ジェイエスの服部健太郎社長は「あいにくの天候にはなりましたが、たくさんの方に足を運んでいただき感謝申し上げます。当セール取引馬産駒の活躍がずっと続いていることと、近年の1歳市場が好調に推移していること、そして生産者だけではなく馬主の方々が販売申込者として、購買者として積極的に参加いただいたことが、今回の結果に結びついたと感じている。血統の素晴らしい馬は。競走馬としての役割を終えたあと、繁殖牝馬として新たなスタートを切れるというのは世界的な流れ。競走馬の投資サイクルが成熟してきたと感じた」とコメントした。















