馬産地ニュース

胆振地区生産育成技術講座2026が開催される

  • 2026年10月14日
  • 講師を務めたノーザンファーム場長の津田朋紀氏
    講師を務めたノーザンファーム場長の津田朋紀氏
  • 主催者を代表してあいさつする胆振軽種馬農業協同組合青年部部長の橋本善太氏
    主催者を代表してあいさつする胆振軽種馬農業協同組合青年部部長の橋本善太氏
  • ノーザンホースパークで開催された胆振地区生産育成技術講座2026
    ノーザンホースパークで開催された胆振地区生産育成技術講座2026

 10月9日、苫小牧市美沢にあるノーザンホースパークK'sガーデンにおいて、胆振地区生産育成技術講座2026が開催された。

 胆振地区生産育成技術講座2026は、胆振軽種馬農業協同組合と胆振軽種馬農業協同組合青年部の共催。今年は講師にノーザンファーム場長の津田朋紀氏を招聘した。

 当日は胆振軽種馬農業協同組合の組合員や青年部員、青年部員の牧場従業員のほか、日高の生産者や牧場関係者、JRA日本中央競馬会の職員など200人以上が出席。主催者を代表して胆振軽種馬農業協同組合青年部部長の橋本善太氏は「本日はお忙しいなか、胆振軽種馬農協と青年部の協賛による講演会にお越しいただき、ほんとうにありがとうございます。このような貴重な機会を設けることができましたこと、みなさまのご出席に心より感謝申し上げます。本日はノーザンファームさまより、津田場長をお招きし、日々の生産現場における最新の取り組みや次世代へつなぐ馬づくりについて、貴重なご講演をいただくこととなりました。本講演がみなさまにとって有意義な時間となることを心より願い、簡単ではありますが、開催のあいさつとさせていただきます。本日はどうぞよろしくお願い申し上げます」とあいさつした。

 「強い馬づくりは、いつから始まるのか-繁殖牝馬と当歳馬の管理から考える-」を演題に講演した津田朋紀氏は、1976年生まれ、奈良県出身。大阪府立大学獣医学科卒業の獣医師でもある。大学まで陸上競技に打ち込んだ津田朋紀氏は、その経験やスポーツ科学の知見を馬に生かしたいと考え、馬のスポーツドクターを志し、留学先のオーストラリアで装蹄を学んだという。帰国後、社台スタリオンステーション、社台ホースクリニックを経て、2003年からノーザンファームにて勤務。現在は場長として、繁殖牝馬、仔馬の管理から競走馬の育成まで幅広く携わっている。

 津田朋紀氏は講演のなかで、「今、自分の牧場の課題は何ですか?」、「仔馬の能力や体質に、一番影響が大きいとおもうのは?」、「最近、自分の牧場で悩まされている問題は?」、「繁殖牝馬を導入するとき、一番重視するものは?」といった会場アンケートを実施。アンケート結果を参考にしながら、強い競走馬づくりの本質とエピジェネティクス、生誕後の育成管理と運動科学、予防獣医療と現場の実践、100年後にも馬がいる世界線などを説明した。