令和8年度装蹄師認定講習会の秋季北海道研修が行われる
9月28日から10月2日、栃木県宇都宮市にある公益社団法人日本装削蹄協会装蹄教育センターは、令和8年度装蹄師認定講習会第32期生の秋季北海道研修を行った。
公益社団法人日本装削蹄協会装蹄教育センターは、競走馬や乗用馬といった軽種馬の脚もとを専門的にケアする装蹄師を養成する国内唯一の教育機関。装蹄師認定講習会は公益社団法人日本装削蹄協会が付与する2級認定装蹄師資格の取得を目指す者を対象としたもので約1年間、八汐寮で寝起きをしながら装蹄師になる上で必要な幅広い分野の知識や技術を基礎から学ぶことができる。
秋季北海道研修は昨年初めて行われ今年で2回目。北海道での研修は夏に続き今年2回目となる。今回の秋季北海道研修は第1班目で8人が参加した。10月下旬に第2班の10人が来道するという。
9月28日に北海道に入った8人は、翌29日から浦河町西舎にあるJRA日高育成牧場において、JRA職員による装蹄を見学。午後からは浦河町西舎にある公益財団法人軽種馬育成調教センターに移動し、育成調教技術者養成研修の研修乗馬を用いて装蹄の実習が行われた。
30日は朝から夕方まで新ひだか町静内田原にある公益社団法人日本軽種馬協会静内種馬場において、生産育成技術者研修の研修乗馬を用いて装蹄の実習。二人一組になり午前に2頭、午後に2頭、合計4頭の装蹄を行った。
この日の装蹄実習には、北海道日高装蹄師会が全面協力。講師として会長の門別尚省氏や倉持達矢氏、佐竹直樹氏、原貴満氏、藤川友則氏、宮下裕行氏、山本高広氏といった、馬産地で繁殖牝馬から当歳馬、育成馬、休養馬、種牡馬、引退功労馬など幅広いカテゴリーの馬を手掛ける開業装蹄師が立ち会った。
研修乗馬を提供した公益社団法人日本軽種馬協会静内種馬場研修課の教官である藤田真弘氏は「みなさん、本日はよくお越しくださいました。研修乗馬は基本的におとなしいですが、安全に気をつけて人馬ともケガのないようやっていただければとおもいます」とあいさつ。
この日の研修を取りまとめた倉持達矢氏は「夏の研修に続きちょっとたいへんかもしれませんが、がんばってください。あまり蹄の状態がよくない馬もいますので、そのへんはシビアな装蹄になっていくとおもいます。釘打ちとか削蹄で切りすぎたり深くなりすぎないように注意しながら取り組んでください」と説明した。8人は蹄鉄を外して削蹄してから新たな蹄鉄を調整。講師はその様子を見ながら要所要所でアドバイスした。講師の一人である北海道日高装蹄師会会長の門別尚省氏は「自分たちがやるより時間がかかるのは仕方がないことです。それよりも一つ一つの作業を丁寧に確実にこなすことのほうが重要になります。みな、夏にきたときより確実にレベルアップしています。ひとりひとりがおのおのの課題に向き合ってきた成果だとおもいます」と話した。
秋季北海道研修の10月1日は再び浦河町西舎にある公益財団法人軽種馬育成調教センターにおいて装蹄実習。最終日は安平町早来源武にあるノーザンファームにおいて削蹄実習に励んだ。















