矢野牧場で静内小学校の出張授業が行われる
9月30日、新ひだか町静内真歌にある矢野牧場において、新ひだか町静内緑町にある新ひだか町立静内小学校(校長:鈴木晋作氏)の出張授業が行われた。
出張授業は文部科学省が定める総合的な学習の時間の一環。総合的な学習の時間は、学校が地域や学校、児童生徒の実態等に応じて、教科等の枠を超えた横断的・総合的な学習と探究的な学習、協働的な学習をする教育課程で、静内小学校では5年生を対象に、新ひだか町の基幹産業のひとつである軽種馬産業について学ぶという。
軽種馬産業についての授業は、JRA日高育成牧場による出張授業に次いで2回目新ひだか町静内御幸町にある一般社団法人umanowa(代表:糸井いくみ氏)が全面協力により行われた。
矢野牧場は1913年に創業の日高を代表する生産牧場のひとつ。創業当時は軍馬を育てていたという。1964年の東京オリンピックには生産馬が障害馬術に出場した。
現在は約30頭の繁殖牝馬を繋養。毎年24頭から25頭を生産している。スタッフは4代目社長の矢野亨憲氏を含め7人とパート従業員2人。週休2日制を取り入れて世界に通用する強い馬づくりに励んでいるという。
主な生産馬には2002年の桜花賞(G1)などを制覇したアローキャリー、2025年の京都大賞典(G2)、2026年のエミールズトロフィ(G2)などを制覇したディープモンスター、2018年の青葉賞(G2)などを制覇したゴーフォザサミット、2012年の産経大阪杯(G2)などを制覇したショウナンマイティなど枚挙にいとまがない。
矢野牧場では今年生まれた当歳馬、繁殖牝馬、1歳馬を見学。矢野亨憲氏は「うちの牧場は生産馬を売って、そのお金で生活しています。18,000,000円かけて70,000,000円で売れる馬もいれば、10,000,000円かけて3,000,000円でしか売れない馬もいました。牧場ではこういうこともあります。それでも生産馬が大きなレースを勝つことは牧場の喜びのひとつです。お金儲けはすごく大事なことですけど、生まれた仔馬がそういう大きなレースに出て勝つことがなによりもうれしいです。ほかの牧場の仲間もお祝いの花を贈ってくれます。とてもありがたく、牧場をやっていてよかったなと実感します」と牧場の苦労やよろこびを説明した。
牧場や馬について興味を持った児童は「親子の馬はけんかをしますか?」、「馬って人間を攻撃するときはあるんですか?」、「何でうまは離乳するのですか?」、「病気で生まれてくる馬はいるのですか?」、「牧場にお墓はありますか?」、「アルビノの馬はいますか?」、「死んで生まれてくる馬はいますか?」、「子馬に反抗期とかってくるんですか?」、「馬は鹿の角に刺されることはあるのですか?」、「この牧場で一番はやく走る馬は何kg位ですか?」、「ディープモンスターの名前の由来は何ですか?」と、さまざまな質問をぶつけた。















