今村聖奈騎手が公益社団法人日本軽種馬協会生産育成技術者研修を視察
9月28日、今年のオークス(G1)でジュウリョクピエロに騎乗し、JRA所属の女性騎手として史上初めてJRA G1制覇と3歳クラシック競走制覇を成し遂げた今村聖奈騎手が、新ひだか町静内田原にある公益社団法人日本軽種馬協会において、生産育成技術者研修を視察した。
生産育成技術者研修は、生産育成界の期待に応えうる技術者を養成するため、平成2年に開講。今年で既に35年あまりの歴史を有し、これまで542名に上る研修生を軽種馬生産界に送り込んでいる。今年4月に開講した第48期の研修には全国から22人が受講。一流のホースマンを目指し、騎乗技術、馬の飼養管理や繁殖に関する幅広い知識に加え、牧場で必要となる作業全般について寸暇を惜しんで研修に励んでいる。
第48期生は4月から約半年間で身につけた騎乗技術を今村聖奈騎手の前で披露。研修課教官の藤田真弘氏は「22人のうち女性は8人います。ほとんどの生徒は乗馬未経験で入講してきました。1年間の研修費用は125,000円です。JRAからの補助があり、この金額になっています。研修生はイヤモニで教官の指示を聞きながら騎乗しています」と説明し、今村聖奈騎手は、人馬一体となった姿で騎乗する研修生に目を細めた。
騎乗訓練を終えた第48期生は、今村聖奈騎手に対して「馬をさわるときに気をつけること、大事にしていることはありますか?」、「競走馬にはテンションの高い馬や気性が激しい馬が多いとおもいますが、そういった馬を扱うときはどのようにコントロールするように心がけていますか?」、「人を怖がる馬とか繊細な馬に対してはどのように接すればよいでしょうか?」、「前進気勢の強い馬が前に行こうとするときの抑え方、体の使い方とかありますか?」、「育成牧場から新馬であったり、休養馬をトレセンに送り出すとき、どんな状態で送り出せば乗りやすいですか?」、「競馬学校時代にやっておいたほうが良かっただとか、後悔していることはありますか?」、「仕事をするなかで、絶対に成功したい、期待に応えたいときとか、緊張するときがあるとおもいますが、自分のなかでどのように緊張を整理するようにしていますか?」などと質問。今村聖奈騎手は「わたしも乗馬をしていたときに、1日4回同じように落とされてめちゃくちゃスランプになったことがありました。何度失敗してもがんばり続ければ必ず先にはよいことがあります」と自身の経験を明かし、第48期生にアドバイスした。















