フローラルCはカズドリームが優勝
9月17日、ホッカイドウ競馬の門別競馬場1,600mを舞台に2歳牝馬限定重賞「UHB杯第26回 フローラルC(JBC協会協賛プログノーシス賞)が行われ、好スタートからレースの主導権を握った落合玄太騎手騎乗の1番人気が、外から長く良い脚を使って追い込んだ9番人気リヴァールミナスを1/2馬身抑え込んで重賞2連勝。デビューからの連勝記録を「3」と伸ばした。管理する田中淳司調教師にとっては116勝目の重賞勝利となり、フローラルCは4勝目。鞍上の落合玄太騎手にとっては今年6勝目で通算32勝目の重賞勝利となった。
上位2着馬までに10月22日に行われる第14回ブロッサムCの優先出走権が付与される同レース。中、長距離の重賞競走を目標とする馬にとっては重要な位置づけにあるレースだ。
人気の中心はフレッシュCh競走、サッポロクラシックCを連勝してきたカズドリーム。1,000m戦で大差勝ちを演じ、前走は牡馬の一線級を一蹴。今回は初めて経験するツーターンコースに一抹の不安を残すものの、牝馬同士ならば、そのスピードに裏付けされた能力は高い支持を集めていた。単勝オッズは1.9倍。父モーニンは、2023、2025年のNAR2歳チャンピオンサイアー。26年シーズンもNAR2歳サイアーランキングを独走中で、祖母のタニノハイクレアはNHKマイルC(G1)優勝ウインクリューガーの半妹。母系は、偉大なるウインドインハーヘアと同じハイクレア系で、英国のクイーンエリザベス・ファミリーだ。
この馬に次いだのは4月の能力検定合格からしっかりと間隔を空けて挑んだ7月ののフレッシュCh競走を圧勝し、その後はまたじっくりと厩舎で調整してきたヒノエゴールド。昨年の北海道市場サマーセール取引馬で、母の半姉は2016年のファンタジーS(G3)2着ショーウェイがいる血統で、母自身はJRAでのデビュー戦で出走経験馬相手に3着。曾祖母はトキオリアリティーという快足ファミリーで単勝オッズ5.0倍。
そして 同じくフレッシュCh競走を勝ったばかりのクイーンズファミリ。芦毛の母ママズディッシュは、ユキチャンの全妹で、ブチコの半姉という血統。1,000m戦からいきなりの距離延長というのは決して楽ではないが6.8倍というオッズが未知の魅力に対する期待を表しており、単勝オッズ10倍以下というのはこの3頭のみ。
晴れ、良馬場のコンディションの中、ほぼ互角のスタートから「内に行きたい馬がいればハナにはこだわらなかったが、速そうな馬が外枠だったので」と周囲の出方を確認するようにカズドリームがハナに立つ。ヒノエゴールドは先行集団の後方で脚を溜め、クイーンズファミリは後方待機策。
カズドリームが作り出すぺースは12秒7~12秒1と内回りコースらしい早い流れ。向こう正面に入ると12秒9~13秒0とやや落ち着くものの12秒6~13秒7という澱みない流れにヒノエゴールドにはムチが入り、クイーンズファミリは後方のまま。一方、快調に飛ばすカズドリームの脚色に衰えはなく、最後は13秒7~13秒8。後方で脚を溜めていたキャリア9戦目のリヴァールミナスが長く良い脚を使って迫るも着差以上の余裕をもったままカズドリームが先頭でゴールへと飛び込んだ。
「まだ幼い部分はありますが、初めての舞台で勝ち切れたことを評価したい」と落合玄太騎手は愛馬を称え、このレースに4頭を出走させていた田中淳司調教師は「ツーターンコースに関しては一抹の不安があったので、入念に準備をした。結果を出せてほっとしている。この馬の武器はスピードがあって、追って味があるところ。今後は、遠征も含め、さまざまな選択肢の中からレースを選択しますが、応援してください」とコメントした。















