北海道静内農業高等学校生産馬が北海道セプテンバーセールで売却される
9月14日、新ひだか町静内田原にある北海道静内農業高等学校(校長:篠原圭氏)の生産馬が、新ひだか町静内神森にある北海道市場を会場に開催された日高軽種馬農業協同組合が主催する北海道セプテンバーセール1日目において、2,750,000円(税込、以下同)と2,200,000円で売却された。
2,750,000円で売却されたのは上場番号20番のナリタトップスター2025。父は公益社団法人日本軽種馬協会静内種馬場にて繋養されているデクラレーションオブウォー、母の父はディープインパクトという2025年5月12日生まれの鹿毛の牡馬になる。
セール会場には生産科学科馬事コース3年生で福岡県出身の川原怜玖さんともに登場。学校関係者が固唾を飲んで見守るなか、東京都の長谷川尚功氏に落札された。
将来はきゅう務員になりたいという川原怜玖さんは「本番では元気よく歩かせることと、暴れさせないことを意識して歩かせました。逃げ癖がついてしまった点をどう改善するかを考えていました。環境が変わったことで馬がおとなしくなったのか、うまく周回を重ねることができたとおもいます。元気の良さをレースでも全面に発揮して、観客に元気を与えられるような良い馬になってほしい」と話した。
2,000,000円で売却されたのは、上場番号119番のアツコ2025。父は同じく公益社団法人日本軽種馬協会静内種馬場にて繋養されているマクフィ、母の父はワークフォースという2025年3月12日に生まれた鹿毛の牝馬になる。
せりは生産科学科馬事コース3年生で新潟県出身の三浦雅妃さんが担当。ファーストコールをかけた浦河町の今朝光氏が落札した。
ジャスティンパレスが勝った2023年の天皇賞(春)(G1)を見て競馬に興味を持ったという三浦雅妃さんは「ちょっと臆病な馬なので、引き馬や体を洗うこと、馬運車に乗せる練習などを一緒にできるようになっていった毎日が印象に残っています。1勝にはこだわりたいのもありますが、誰からも応援してもらえるような、誰かの夢を背負って走れるような競走馬になってほしいです」と話した。
北海道静内農業高等学校は、1978年に北海道静内高等学校から分離独立し創立。創立以来、農業・自然科学を柱とした実践教育を脈々と受け継ぎ、時代の要請に応えながら学科改編を重ね現在は、食品科学科と生産科学科の2学科を設置しており、地元地域をはじめ産業界からの多くの支援とともに、幅広い教養や深い専門性、自己の可能性を最大限に伸ばす教育活動を展開している。
2021年から3年間は文部科学省からマイスター・ハイスクール事業の指定を受け、持続可能な日高農業の作り手となる地域発次世代イノベーター人材の育成を目標に産業界や自治体と連携を図りながら商品開発や軽種馬生産、カーボンニュートラル等の学習活動の推進に取り組んできた。なかでも全国唯一の軽種馬生産に携わる馬事教育の取り組みは、地域はもとより各方面から高い評価を得ている。
今年は3月16日に公益社団法人日本軽種馬協会静内種馬場にて繋養されているシャープアステカを父に持つ黒鹿毛の牝馬となるアツコ2026を生産。生産科学科馬事コース2年生が愛情をこめて育てているという。















