富川小学校が牧場にて見学授業を実施する
9月10日、日高町富川東にある日高町立富川小学校(校長:小嶋範彦氏)は、日高町福満にある下河辺牧場と日高町富川東にあるブリーダーズ・スタリオン・ステーションにおいて、見学授業を実施した。
この見学授業は、富川小学校の総合的な学習の一環。総合的な学習の時間は文部科学省が定めるもので、学校が地域や学校、児童生徒の実態等に応じて、教科等の枠を超えた横断的・総合的な学習と探究的な学習、協働的な学習をする教育課程で、富川小学校では3年生を対象に、「町の自慢を探そう」と、日高町の軽種馬産業について学ぶことになった。
富川小学校3年生の総合的な学習の時間には、新ひだか町静内御幸町にある一般社団法人umanowa(代表:糸井いくみ氏)が全面協力。7月に行われたJRA日高育成牧場による出張授業に続き2回目になる。
児童が最初に訪問した下河辺牧場は生産から育成までを行う総合牧場。1966年の開場以来、生産の理想を求め、土地改良を進めながら面積を拡大するとともに、海外より繁殖牝馬を購入し、血統の入れ替えも積極的に行っている。一年を通じて馬の体調管理と若駒の躾を中心に、健康的な発育を促すための環境づくりと栄養管理を徹底。育成部門は1,400mのダートコース、1,000mのバーク坂路、屋内馬場、ウォーキングマシン、角馬場など充実した施設を備え、ホッカイドウ競馬の認定厩舎を取得したことにより、競走馬のレースへの直接参戦を通じ、さらに高度な調教を行うとともに、競走馬として厩舎へ送り出す過程を充実させている。
下河辺牧場では今年生まれた当歳と母馬の親子、トレーニングに励む1歳馬や2歳馬などを見学。坂路コースでのランニングや馬とのふれあいを楽しみ、牧場の仕事や馬の生活について理解を深めた。
続いて訪問したブリーダーズ・スタリオン・ステーションは1988年に設立。種牡馬を管理する種馬場で、三冠馬オルフェーヴルの父として有名なステイゴールド、キタサンブラックの父として有名なブラックタイド、ダートのチャンピオンサイアーとして有名なアフリートといった有名種牡馬を数多く繋養してきた。
ブリーダーズ・スタリオン・ステーションでは、先に見学した下河辺牧場で生まれ育った3頭の種牡馬、キセキとグレーターロンドンとソウルラッシュが登場。種馬場の役割、種牡馬の仕事、種牡馬の性格、種牡馬の好きな食べ物などの説明があった。
児童は「1歳はもうおとなですか?」、「うまは何歳まで生きますか?」、「どれくらいえさを食べますか?」、「坂路コースはなんでボコボコしてるのですか?」、「うまは汗をかかないのですか?」、「なんで坂路コースは坂になっているのですか?」、「どうやって木を細かくするのですか?」、「坂路コースのチップは腐らないのですか?」、「どうして種馬場にはお母さん馬がいないのですか?」、「どうして種牡馬とお母さん馬は暗いところ(種付所のこと)で会わせるのですか?」、「何でうまを見せるときにぐるっと廻すのですか?」、「なんで種牡馬はお母さん馬といっぱい種付けするのですか?」などと質問。牧場スタッフは子どもならではの疑問にたじたじになりながらもわかりやすく答えた。















