馬産地ニュース

第2回担い手飼養管理ワークショップ研修が開催される

  • 2026年09月16日
  • 講師を務めた竹部直矢氏
    講師を務めた竹部直矢氏
  • 白熱したディスカッション
    白熱したディスカッション
  • 2回目を迎えた担い手飼養管理ワークショップ研修
    2回目を迎えた担い手飼養管理ワークショップ研修

 9月9日、浦河町西舎にあるJRA日高育成牧場において、第2回担い手飼養管理ワークショップ研修が開催された。

 担い手飼養管理ワークショップ研修は、公益社団法人日本軽種馬協会による軽種馬経営高度化指導研修事業のひとつ。軽種馬の生産・育成牧場の担い手を対象とし、各牧場での工夫や悩み、日々直面している課題を共有することで、実務に直結する考え方や知識の習得を目指している。また、ほかの牧場の取り組みに触れ、飼養管理の見直しにつなげるとともに、講義を通じて知識の定着を図ることを目的としているという。

 この研修は各回ごとの申し込み制で、6月から12月まで年4回の開催を予定。継続受講は必須ではなく、受講したい回を選んで参加できるため、業務の都合に合わせて無理なく参加できることが特徴になっている。

 2回目の研修には胆振や日高の生産者や飼料会社関係者、農業協同組合ならびに公益社団法人日本軽種馬協会の職員のほか、JRA日高育成牧場から場長の吉田年伸氏、副場長の佐藤文夫氏、生産育成研究室首席調査役の松井朗氏、業務部調査役(繁殖担当)の竹部直矢氏など約40人が出席した。

 この日は事前に行われたアンケートの回答を基にディスカッションを実施。生後早い時期の放牧で気をつけていること、当歳馬の昼夜放牧を始めるタイミング、当歳の夏期の放牧、当歳から1歳にかけての厳冬期の放牧、放牧地でのトラブル、当歳馬へのクリープフィードの開始時期、クリープフィードの給餌方法、当歳から1歳における給餌量、離乳する時期、離乳の方法について、活発な意見交換が行われた。

 続いて竹部直矢氏が「初期・中期育成馬の飼養管理」をテーマに講義。生まれて間もない時期の放牧管理、早期に広い放牧地に放すメリット・デメリット、放牧地での事故、厳冬期の放牧(地面の凍結)、厳冬期昼夜放牧のデメリット(体重の停滞)、放牧時間と給餌量、クリープフィードの与え方、クリープフィードを与える目的、離乳のリスク、JRA日高育成牧場における離乳時期の目安、離乳実施方法、コンパニオンホースの効果、離乳時の注意事項など、JRA日高育成牧場においての管理方法や研究成果、課題などを報告した。