ブリーダーズGC(Jpn3)はレイバックスピンが3連勝で重賞初制覇
真夏の女王決定戦「第38回ブリーダーズGC(Jpn3)」が8月27日、門別競馬場2,000mコースで行われ、道中は2番手でレースを進めた丹内祐次騎手騎乗の4番人気レイバックスピンが残り200m標付近で逃げた馬を交わし、追い込んできた2着馬、3着馬を退けて先頭ゴールイン。デビュー13戦目、初の重賞挑戦でビッグタイトルを手中にした。通算成績は13戦5勝2着3回3着1回。
牝馬限定競走となって13年目。過去12回はいずれもJRA勢が勝ち、ホッカイドウ競馬勢は一昨年のサンオークレアと2016年のジュエルクイーンの4着が最高着順と圧倒的。今年も1~5番人気はJRA勢で占められて、結果も掲示板を独占された。
人気の中心は3歳馬ペンダント。兵庫ChS(Jpn2)、東京スプリント(Jpn3)に勝ったエートラックスの半妹という血統で、強気に挑戦した芝のフローラS(G2)は関係者の期待に応えることが出来なかったが、前走の関東オークス(Jpn2)は小回り競馬場に苦しみながらも最後は相手をねじ伏せた。勝てば、2022年のグランブリッジ以来、史上2頭目となる3歳馬は単勝オッズ2.2倍の支持を得た。
進境著しい3歳馬と人気を分け合ったのは4歳馬のクインズショコラ。今回が初の重賞挑戦だったが、今年に入ってから【3-1-0-1】。前走はハンデ戦だったとはいえオープン格上げ初戦で、牡馬相手に逃げて2着と健闘しており、鞍上ともども重賞初制覇に挑む1戦となった。単勝オッズ2.5倍。
以下、先行力を武器に昨年のLプレリュード(Jpn2)3着の5歳牝馬バスタードサフランが単勝オッズ5.2倍で続いた。
典型的な逃げ馬不在となった組み合わせ。結果的にはバスタードサフランがハナを奪ってペースを作ったが、1角までの距離もたっぷりとある事から、序盤は相手の出方を見ながらのゆったりした流れになった。半マイル通過が52秒1で、前半1,000mは65秒2。抑えきれないというような手応えで4番人気のレイバックスピンが続き、3番手には石川騎手が手綱を取った5番人気のエルフストラックと、スタートで出遅れたペンダントが収まった。我慢比べのような流れの中で、前との差をじわりと詰めたレイバックスピンを目標にエルフストラックが追い出しにかかると、その外からクインズショコラとペンダントが襲い掛かる。
抜け出したレイバックスピンに食い下がったエルフストラックをゴール前で交わしたのはクインズショコラ。ペンダントは前走から18kg増えていた体も影響したのか、最後は足が上がって離された5着だった。
勝ったレイバックスピンはデビュー3戦目に勝ち上がったあとは1度も掲示板を外すことなくキャリアを積み上げ、新潟競馬場で2勝クラスの咲花特別、3勝クラスの柳都Sを連勝して挑んだ1戦。初の重賞挑戦を初勝利で飾り、ダート牝馬路線の中心へと躍り出た。
その故郷は新ひだか町の藤原牧場。1902年創業という歴史ある牧場で、現在は9名のスタッフで年間20頭ほどの生産を行っている。日本ダービー馬ウイニングチケットはじめ、二冠馬サクラスターオーや、快足サクラユタカオー。近年では昨年のサウジアラビアRC(G3)を勝ったエコロアルバやホッカイドウ競馬二冠馬で、2023年道営記念、2024年中島記念(佐賀)など重賞7勝シルトプレの生まれ故郷としても知られている。















