サッポロクラシックCはカズドリームが優勝
8月6日、北海道の門別競馬場1,200mコースでJRA認定「第13回サッポロクラシックC(ミッキーアイル賞)」が行われ、道中は2番手を追走した落合玄太騎手が騎乗する2番人気カズドリームが、最後の直線で楽に抜け出して先頭ゴールイン。デビューからの連勝を「2」と伸ばし、不敗のまま重賞ウィナーの仲間入りを果たした。勝ちタイムは1分14秒0(良)。なお、同馬を管理する田中淳司調教師はサッポロクラシックC2勝目で、NAR重賞は7月30日のポラリスサマースプリントに続いて、今年4勝目で通算115勝目。
騎乗した落合玄太騎手はサッポロクラシックC初勝利で、NAR重賞は6月のリリーCに続くもので今年4勝目、通算30勝目。
11月3日に行われる北海道2歳スプリントを頂点とする2歳短距離路線の第2弾。キャリアの浅い馬同士の1戦だったが、人気はデビュー2戦目での重賞挑戦で、鬼門ともいえる1,200mの1番枠、そして控える競馬をあっさりとクリアした栄冠賞の勝馬ダブルゲームに集中した。父は2023、2025年のNAR2歳チャンピオンサイアーのモーニンで、母は門別競馬場1,000mで初勝利を記録したあと園田競馬に移籍して2勝を加算したハクサンライラック。さかのぼれば1970年代にスプリンターズSに勝った快足メイワキミコへとつながる快足ファミリーだ。500kgを超える雄大な馬格は迫力十分。単勝オッズ1.8倍という圧倒的な支持を得た。
2番人気は、同じマリオステーブル生産で1戦1勝のカズドリーム。同じモーニン産駒で、こちらの母グレイスフルワードはJRA新馬戦優勝馬。祖母タニノハイクレアの半兄にはNHKマイルC(G1)優勝馬ウインクリューガーがいて、曾祖母インヴァイトは偉大なるウインドインハーヘアの半妹という良血ファミリーだ。そのデビュー戦は、勢いよくゲートを飛び出したものの、内から競りこまれる苦しい競馬。それでも、絡んできた馬を振り切るとあっと言う間に後続を突き放した。単勝オッズ3.1倍。これらに続いたのは前走のターフチャレンジで栄冠賞2着馬を子供扱いにしたエイシンウルトランの単勝オッズ5.1倍で、4番人気以下が10倍以上という単勝オッズ。
ゲートが開いて、真っ先に飛び出したのはカズドリーム。「デビュー戦で2番手でも問題なかった。行きたい馬がいれば行かせるし、いなければ自分でレースを作るつもりだった」という落合玄太騎手が内の馬の出方を見つつ先行しようというところ、ハナを主張したのは人気のダブルゲームだった。12秒4~11秒3というラップタイムは、12秒1~10秒9だった栄冠賞に比べるとゆっくりだ。ペース判断に長けた桑村騎手らしい選択だったが。スピード豊かなカズドリームの厳しいマークにあって息を入れたい中盤で、ペースを落とせない。これでダブルゲームは苦しくなり、4角手前でムチが入る。
「先に相手の手応えが悪くなったので、あとは後ろの馬だけ気を付けて」と〝持ったまま〟で並びかけ、そして突き放したのがカズドリームだった。
「200mの距離延長も、初めて経験するナイターもクリアしてくれた。現時点では課題らしい課題は見つからないけれど、テンションが上がりやすいところがあるので、そのあたりには気を付けたい」と落合玄太騎手。デビュー前から期待の大きかった馬が、その期待通りの好発進。素質馬が揃うホッカイドウ競馬の2歳戦に、また1頭大物候補が誕生した。















