ポラリスサマースプリントは岩橋勇二騎手騎乗の1番人気ストリームが優勝
JBC協会が協賛するホッカイドウ競馬のカウントアップチャレンジ「カウントアップS(スプリント)」第3戦「第3回ポラリスサマースプリント(ダノンスマッシュ賞)」が7月30日、門別競馬場1,200mコースで行われ、好ダッシュを切りながらも中団に控えた岩橋勇二騎手騎乗の1番人気ストリームが、巧みにインを抜け出した3着ボイラーハウス、追い込む2着スティールペガサスとの接戦を制して優勝し、通算成績を25戦11勝2着4回3着3回(重賞9勝)とした。勝ちタイムは1分12秒9(稍重)。
管理する田中淳司調教師にとっては6月のグランシャリオ門別スプリント(優勝馬ストリーム)に続く重賞勝利で通算115勝目。岩橋勇二騎手にとってもグランシャリオ門別スプリント(前出)に続く重賞勝利で通算38勝目の重賞勝利となった。
門別競馬場の1,200mコースは2角に設けられた引き込み線からスタートするワンターンコース。長いバックストレッチを走り、大きなカーブを経て最後の直線は330m。スピードだけでは押し切れないタフなコース設定となっている。
人気の中心は短距離でのスピード争いには絶対の自信を持つストリーム。昨年同様に、グランシャリオ門別スプリントを勝った勢いそのままの挑戦だ。1年前は早めに抜け出そうとしたところ、勝馬の決め手に屈する形となったが「以前は落ち着きがないところがありましたが、今年に入って馬が大人になり、レースに集中してくれるようになった」と岩橋勇二騎手が精神的な成長を感じ取ってのエントリーだ。
2番人気は、順調に条件戦を勝ちあがってきたヤマニンパッセ。今シーズンは、ここまで5戦して3勝2着2回。前走はJRA1勝クラスとの条件交流戦で2着と気を吐いていた。重賞挑戦は2歳時のフロイラインC以来となるが、今回は単騎逃げが見込めるメンバー構成になって、そのスピードに期待する声が人気を押し上げた。
3番人気は古豪スティールペガサス。2022、2023年の道営スプリントを連覇するなど長くホッカイドウ競馬の短距離戦線を盛り上げてきた9歳馬、昨シーズンは骨折のため1年間を棒に振る形になっていたが、ケガから復帰した今シーズンは条件戦ながらも3着→2着→1着と調子を上げて挑む1戦。ここは、2024年の道営スプリント以来の重賞挑戦だったが、今後を占うための、いわば試金石的な1戦となっていた。
上位3頭が単勝オッズ一桁で、4番人気は南関東から転入し、グランシャリオ門別スプリント3着ボイラーハウスが10.1倍。
ゲートはほぼ互角だったが、スピードの違いで自然とストリームがレースを引っ張る展開になろうかというところ、ハナを主張してきたのはヤマニンパッセ。これに外からジャスパーメジャー。重賞未勝利とはいえ、門別競馬場1,200mコースで16勝を記録しているスピード自慢だ。前2頭が作り出した前半3ハロンのペースは34秒8(12秒4~10秒8~11秒6)と速い。やや離れた3番手にストリームが収まり、スティールペガサスはストリームを見るようなポジション。4角を回って内から巧みにボイラーハウスが抜け出すも、外からストリームとスティールペガサスが襲い掛かり、3頭が鼻面を揃えるようにゴール。軍配はストリームに上がった。最後の3ハロンは短距離戦としては珍しく12秒8~12秒7~12秒6という加速ラップ。それを差し切ったストリームの強さが目立つ1戦となった。
「途中、気を抜くクセがあるので、そこだけ気を付けていましたが、勝てて良かった。ほっとしました」と岩橋勇二騎手。田中淳司調教師も「最後は内と外に馬がいたのが良かったかもしれないが、力のあるところを見せてくれた」と笑顔。今後の事は「馬次第」としながらも、順調ならばウポポイオータムスプリント、そして道営スプリントと続く短距離路線を歩んでくれるはずだ。















