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旭岳賞はベルピットが3連覇を達成

  • 2026年07月31日
  • 旭岳賞3連覇の偉業を達成したベルピット
    旭岳賞3連覇の偉業を達成したベルピット
  • 岩手からの刺客を返り討ち。堂々と引き上げたきた
    岩手からの刺客を返り討ち。堂々と引き上げたきた
  • 18枚目の優勝レイ。自身の持つホッカイドウ競馬の記録をまた塗り替えた
    18枚目の優勝レイ。自身の持つホッカイドウ競馬の記録をまた塗り替えた
  • 前週の王冠賞に続いて重賞制覇の桑村真明騎手
    前週の王冠賞に続いて重賞制覇の桑村真明騎手
  • たくさんの関係者が口取りに並んだ
    たくさんの関係者が口取りに並んだ

 ホッカイドウ競馬のJBC協会協賛カウントアップチャレンジM(ミドル・マイル)第3戦「ホクレン杯第12回旭岳賞(メイショウハリオ賞)が7月29日、門別競馬場1,600mコースで行われ、道中2番手を進んだ桑村真明騎手騎乗の1番人気ベルピットが、岩手競馬から参戦してきた2番人気ヒロシクンに6馬身の差を付けて1分40秒1(稍重)で優勝。同レース史上初の3連覇を達成し、通算成績を30戦23勝2着3回3着1回(重賞18勝)とした。

 管理している角川秀樹調教師の重賞勝利は、前週の王冠賞(優勝馬マロンソレイユ)に続くもので通算154勝目。桑村真明騎手も王冠賞に続く重賞勝利で通算78勝となった。

 直前に1.1倍となったベルピットの単勝オッズが締め切り直前に1.0倍となり、岩手競馬から参戦してきた重賞7勝馬ヒロシクンが単勝オッズ4.0倍で2番人気。このレースがホッカイドウ競馬転入3戦目になる東海優駿優勝馬3番人気サンヨウテイオウが35倍を超えるオッズを、どのように表現すればよいのだろうか。

 降り続く雨と、強まる風の中でゲートが開くと飛び出したのはヒロシクン。しかし、初めて経験する門別競馬場のナイター競馬に戸惑ったのか「肩ムチを入れられながら」高松亮騎手の逃げ。「相手はこの馬だけだと思っていた」という桑村真明騎手のベルピットはぴたり射程圏内でレースを進める。3番手にはサンヨウテイオウが収まり、以下、4番人気のクルードラゴン、5番人気のトーセンジャックとポツン、ポツンと続く展開。13秒0~12秒0~12秒1~11秒9~11秒6という加速ラップに、馬群が縦に伸びていく。ヒロシクンにしてみれば捨て身の逃げだったかもしれないが、これは前進気勢の強いベルピットにとってはむしろ好都合だったかもしれない。

 レースが動いたのは内回りコースの3角手前。加速しようというヒロシクンにベルピットが体を併せに行き、そして前に出る。さすが、最後は12秒6~13秒1~13秒8と時計を要したものの2着には6馬身差。さらに3着には2秒5差の大差が付いていた。

 「今日は馬場入りからゲートまで馬が落ち着いていた。勝てて良かった」と安どの表情でレースを振り返る桑村真明騎手。やや強引にも見える競馬だったが、角川秀樹調教師は「相手は未知数の馬。早めに交わして正解だったと思う」と好騎乗を褒めた。

 この勝利でベルピットは門別競馬場では27戦23勝2着3回。転倒した馬に躓き、落馬による競走中止以外は連対を外していない。まさに〝北の絶対王者〟だ。

 レース後、角川秀樹調教師は「9月23日の瑞穂賞、そして11月5日の道営記念」というローテーションを口にした。勝てば、コスモバルク記念、赤レンガ記念、旭岳賞に続き、前人未踏の5重賞3連覇という偉業が達成される。

 「ストップ・ザ・ベルピット」が現れるのか、それとも無人の野をゆくが如くの快進撃が続くのか。まだまだ見逃せないレースが続く。