JRA日高育成牧場においてわくわく子ども体験ツアー2026が開催される
7月29日、浦河町西舎にあるJRA日高育成牧場(場長:吉田年伸氏)において、日高育成牧場 わくわく子ども体験ツアー2026が開催された。
この体験ツアーは日高育成牧場による場内見学ツアーのひとつで、15歳以下のお子さま連れ限定のイベント。夏休みの期間中に行われるもので、小さいときから馬とふれあうことで馬に興味を持ってもらおうと今年から始まったという。
7月22日が第1回で、7月29日は第2回目。この日は全国から30人の家族連れが参加した。第3回は8月13日に行われる。
JRA日高育成牧場の事務所に集まったツアー参加者は、貸し切りバスに乗車し繁殖厩舎へ移動。今年の春に生まれた当歳馬とお母さん馬の親子と対面した。
お行儀よくたたずむ親子馬のそばまで近寄った参加者は、当歳馬やお母さん馬の額や鼻先、首筋などを触り「可愛い」、「すべすべしていて暖かい」、「毛がさらさらしている」、「おとなしいね」などと白い歯を見せ、馬とのふれあいを楽しんだ。
また、この日は、つよい馬づくりの秘密をやさしく解説する「研究業務紹介」も実施。さらにバスで総面積1,500haの敷地内にある広大な草原を利用したグラス(芝)馬場や坂路グラス馬場、世界でも類を見ない全長1,000mの屋内直線馬場をはじめとした競走馬の調教施設を見学。見晴らし台から見る自然豊かな景色に歓声を上げた。
ツアーの様子を見守ったJRA日高育成牧場場長の吉田年伸氏は「これまでも場内見学ツアーを開催していましたが大人の方が多かったので、多くのお子さまにも参加していただきたいと、今年からお子様向けのツアーを企画しました。お子様やご家族の方が笑顔で馬とふれあう姿を見て、このツアーを開催してよかったとおもいました。馬を身近な存在に感じて、少しでも馬に興味を持ってくれたらうれしいです」と目を細めた。
JRA日高育成牧場は昭和27年に競走馬の育成業務を農林水産省日高種畜牧場に委託する形式で開始。昭和29年に日本中央競馬会宇都宮育成牧場日高支所として開所した。昭和32年には札幌競馬場日高分場に改組。昭和40年に日高育成牧場として正式に開場した。
JRA日高育成牧場では、「強い馬づくり」の探求とその普及を目的とし、長年積み重ねた生産・育成技術で毎年、当場生産馬(平成21年産駒よりJRAホームブレッドとして売却開始)と各1歳市場で購買した馬を「JRA育成馬(旧抽せん馬)」として育成調教。そのなかには1978年のオークスを制覇したファイブホープ、1991年のオークス(G1)を制覇したイソノルーブル、2008年の朝日杯フューチュリティS(Jpn1)を制覇したセイウンワンダー、2018年の皐月賞(G1)を制覇したエポカドーロの母として知られるダイワパッションをはじめ、数多くの活躍馬がいる。
研究の成果は講習会やグリーンチャンネルの馬学講座ホースアカデミー、馬事通信などを通して、競馬関係者や牧場関係者に還元、普及。また、今回の見学ツアーのほか近隣の学校への出前授業などを行うことで、馬事文化の普及にも努めている。















