2026八戸市場が開催される
かつては2001年のJRA賞最優秀2歳牝馬タムロチェリーやフィリーズレビュー(Jpn2)など重賞2勝マイネレーツェルなどを送り、近年では2021年の不来方賞など重賞4勝マツリダスティールや2021年高知県知事賞優勝馬グリードパルフェなどの出身市場として知られる「八戸市場」が7月7日、青森県三戸郡の八戸家畜市場で行われた。
名簿掲載頭数24頭のところ1頭の欠場で23頭(前年比13頭減)が上場。うち11頭(牡5頭、牝6頭)が売却され、44,550,000円(税込、以下同)を売り上げた。購買登録者数は92名(同9名減)でオンラインビッドによる取引は1頭(増減なし)だった。
開催に先立ち、青森県軽種馬生産農業協同組合の佐々木拓也代表理事組合長は「この世代は東北地区で早期胚死滅や流産などが相次ぎ、上場頭数に関しては寂しい市場となってしまいましたが、上場された23頭につきましてはレベルが高いと確信しております。また、今年は公益社団法人日本軽種馬協会の協力を得て『八戸市場奨励賞』をご用意させていただきました。ぜひ、積極的な購買をよろしくお願いいたします」とあいさつ。
約1時間という短いせりになったが、最高価格は全兄姉がJRAで勝利、叔母にダートグレード5勝サルサディオーネがいる「サルサファンタジア2025」(牡、父ウインバリアシオン、青森・荒谷牧場生産)。会場内の複数から声がかかり、最終的には札幌市の日向英二さんが7,260,000円で落札した。
これに次いだのは祖母が米国G1勝馬で、母の妹3頭がJRAで勝利経験がある「クレスティア2025」(牡、父ウインブライト、日高・門別牧場生産)。新冠町の(有)ビッグレッドファームが6,600,000円で落札した。
また、牝馬では近親に今年のフェアリーS(G3)優勝馬ブラックチャリスがいる「マンハッタンガビー2025(父オールブラッシュ、青森・荒谷牧場生産)の4,400,000円。オンラインビッドから参加した東京都のKICレーシングが落札した。
なお、JRA日本中央競馬会は、一昨年にNAR2歳新種牡馬チャンピオンとなったゴールドドリームと、この世代が初年度産駒となるダンシングプリンスの産駒2頭を合計8,030,000円で購入している。
セール終了後、佐々木拓也組合長は「少ない頭数ではありましたが、足を運んでいただいた購買者の方、オンラインビッドからご参加いただいた購買者の方には感謝申し上げます。まだ満足とまでは言えませんが、売却率が昨年を上回り、平均価格、中間価格は直近10年間では最高の数字となった事に胸を撫でおろしています。今年は、生産頭数が回復しているという報告を受けておりますので来年はもっと賑やかな市場が開催できると思いますし、再来年はバラエティに富んだ種牡馬産駒のせりを開催したい。明日からではなく、今から来年に向けて動いていきたい」と1日を振り返った。















