馬産地ニュース

馬女ネットが春の研修会を開催する

  • 2026年06月22日
  • 新ひだか町三石で開催した馬女ネットの春の研修会
    新ひだか町三石で開催した馬女ネットの春の研修会
  • 講師を務めた根城健太氏
    講師を務めた根城健太氏
  • ホースマンシップや馬の馴致について学んだ
    ホースマンシップや馬の馴致について学んだ

 6月19日、日高女性軽種馬ネットワーク(通称:馬女ネット、会長:木田裕子氏)は、新ひだか町三石本町にある新ひだか町総合町民センターはまなすシアタールームにおいて、春の研修会を開催した。

 日高女性軽種馬ネットワークは経営技術向上や競馬振興を目的に、競馬産業に携わる女性で組織。年3回程度、生産技術研修会や視察研修会などを実施し、軽種馬生産や育成に関する知識や技術の向上に努めている。

 春の研修会には会員や事務局などを含め約30人が出席。講師にはMKRanch副代表でTeam Unity代表の根城健太氏を招いた。

 研修会のテーマはホースマンシップ。研修会開催にあたり会長の木田裕子氏は「日ごろより馬女ネットの運営に際しまして、ご理解、ご協力、そして貴重なご意見をいただいておりますことに、心より感謝申し上げます。
 爽やかな初夏の季節となりましたが、会員のみなさまにおかれましては、牧草業務や当歳馬、1歳馬の管理、せり馴致などに追われ、汗を流す毎日をお過ごしのこととおもいます。そのようななか、本日は、わたしたちが馬と向き合ううえで大切なことを改めて考える機会として、研修会を企画しました。ホースマンシップについて、本日の講師、根城健太さんです。この日を迎えられたことを大変うれしくおもっています。
 わたくしごとではありますが、いまから10年ほど前、ほかの牧場従業員さんと一緒に、 MKRanchさんの青空コーチに参加させていただきました。受けた衝撃は心に刻まれ、目から鱗が落ちるような、そんな学びでした。ネタバレしそうなので詳しくはお話ししませんが、馬とともに生きることを選び、その信念を貫いてこられている根城さんの生き方には、いまでも深く感銘を受けています。
 また、先週の11日、三石地区において三石軽種馬1歳馬品評会が開催され、最優秀賞を受賞した1歳馬は、Team Unityの管理馬でした。日ごろの尽力の賜物と存じます。まことにおめでとうございました。ワイルドな出で立ちから放たれる根城さんの熱意あふれる言葉には、馬への深い愛情も感じられます。その言葉、ひとつひとつに耳を傾け、聞き逃すことなく、ホースマンシップの本質をしっかり学ぶ1日にしていただければとおもいます。本日の学びが、みなさまのこれからの仕事や馬の関わりに少しでも役立つ時間となることを願っています。本日はどうぞよろしくお願いいたします」とあいさつした。

 講師を務めた根城健太氏は東海大学体育学部社会体育学科を卒業後、日高管内中学校の体育教師、みついし農業協同組合(JAみついし)を経て、2015年にMKRanchを開業。JAみついし勤務時代にホースマンシップと出会い、KAZ Horse Trainingの川島種朗氏のもとでホースマンシップの基礎を学んだという。2020年にはコンサイナーのTeam Unityを開業し、代表に就任。MKRanchでは近隣の国内スタッフの研修やホースマンシップの講習会、乗馬レッスンなどを、Team Unityではコンサイナー業務や研修生を受け入れている。

 根城健太氏は研修会のなかで、ホースマンシップの本質、人間と馬との違い、コミュニケーションの本質などを説明。「馬が起こす行動は、人間の行動の鏡である」とし「馬がやらないのは、人間のかかわり方に原因があります。自らの行動を省みることが解決の鍵です」と結んだ。

 さらに出席者からの「前に突進してくる馬への対応方法は?」、「馬が歩くときにまっすぐ歩かない時の原因と対応方法は?」、「高齢になってもできる馬の扱い方は?」、「パニック状態で人の言葉を聞くどころではない馬の落ち着かせ方、意識の向けさせ方は?」、「離乳前の当歳の馴致はどのようにすればよいですか?」といった質問にもわかりやすく答えた。