馬産地ニュース

浦河町で育成技術講習会が開催される

  • 2026年06月22日
  • 浦河町で開催された育成技術講習会
    浦河町で開催された育成技術講習会
  • 講師を務めたHiroyuki Mochida Horsemanship代表の持田裕之氏
    講師を務めたHiroyuki Mochida Horsemanship代表の持田裕之氏
  • 後半の実技では持田裕之氏が自ら手本を示した
    後半の実技では持田裕之氏が自ら手本を示した

 6月18日、浦河町西舎にあるJRA覆馬場(BTC教育エリア)において、育成技術講習会が開催された。

 育成技術講習会は公益財団法人軽種馬育成調教センター(理事長:柏田秀治氏)とBTC利用者振興会(会長:高樽優也氏)が主催し、JRA日高育成牧場(場長:吉田年伸氏)が後援。BTC利用者振興会の会員牧場スタッフと公益財団法人軽種馬育成調教センター育成調教技術者養成研修の研修生らを対象にしたもので、当日は約150人が出席した。

 講師には帯広市富士見町西にあるHiroyuki Mochida Horsemanship代表の持田裕之氏を招聘。ホースマンシップ~人と馬との関わり方~がテーマになった。

 講師として招かれた持田裕之氏は、1965年生まれ、広島県出身。20代前半、約3年間をアメリカで生活し、自然への憧れと美しい馬に魅せられ、北海道で牧場主になることを夢見みて帰国後、ナリタブライアンなどの名馬を輩出した早田牧場に就職。ブレーキングチーム(新馬調教)にて、ニュージーランド人のクリストファー・ラスベン氏から「ナチュラルホースマンシップ」の理論に基づく新馬調教を学んだ。その後、2004年4月に独立し、農業生産法人(有)ウエスタンワールド(帯広)の代表取締役に就任。乗馬クラブ運営のかたわら「ホースマンシップ」の普及に努めてきた。2016年にHiroyuki Mochida Horsemanshipとして独立。現在は「ホースマンシップ」の理論に基づいた、馬本来の性質や行動特性、心理などに着目した馬との関わり方をベースに、新馬調教、馬のしつけやマナー、リーディング(ひき馬)などについて、全国各地で講習会を行っているという。

 前半は講義、後半は実技という構成となった講習会のなかで持田裕之氏は、馬という動物を理解すること、「やり方」よりも「仕組み」を理解すること、つねに疑問を持ち学び続けることを説明。馬と関わるうえでの8つの考え方や、馬はどんな動物か、馬へのリーダーシップ、馬の仕事と運動、グランドワークとリーディングなど、ホースマンシップの基本的な考え方と心構えをレクチャーし、「馬は人の鏡です。馬の応えを真摯に受け止めて学び続けましょう」と出席したホースマンにエールを送った。