馬産地ニュース

平取町で第53回平取町軽種馬生産振興会1歳馬品評会が開催される

  • 2026年06月19日
  • 最優秀賞のオートキュイジーヌ2025
    最優秀賞のオートキュイジーヌ2025
  • JRA特別賞(最優秀牝馬)のミヤモダイナソー2025
    JRA特別賞(最優秀牝馬)のミヤモダイナソー2025
  • よろこびの入賞者を囲んでの記念撮影
    よろこびの入賞者を囲んでの記念撮影
  • 10頭が出陳された第53回1歳馬品評会
    10頭が出陳された第53回1歳馬品評会

 6月17日、平取町軽種馬生産振興会(中田亨会長)の主催で第53回平取町軽種馬生産振興会1歳馬品評会が開催された。

 この品評会は、生産者ならびに飼養者の管理育成技術の向上を図り、競走馬業界の発展に資することを目的した平取町軽種馬生産振興会の事業のひとつ。平取町、びらとり農業協同組合、北海道日高振興局が特別協力、JRA日本中央競馬会、公益社団法人日本軽種馬協会、HBA日高軽種馬農業協同組合が協力している。品評会は2024年以来2年ぶりの開催になった。

 2年ぶりの開催となった第53回の品評会には10頭(牡5頭、牝5頭)が出陳。JRA日高育成牧場場長の吉田年伸氏が審査委員長になり、公益社団法人日本軽種馬協会静内種馬場場長の遊佐繁基氏と2名で審査員を務めた。

 審査内容は出陳1頭につき審査員2名が20点の持ち点で評価。2名の点数を合計し上位を決定し、同点の場合は審査委員長の判断で順位を決めた。

 審査は出陳牧場を巡回して実施。平取町軽種馬生産振興会会員やJRA日高育成牧場、公益社団法人日本軽種馬協会静内種馬場、日高軽種馬農業協同組合、北海道日高振興局、平取町の職員なども参加した。審査の結果、最優秀賞はオートキュイジーヌ2025、銀賞はゴッドクインビー2025、銅賞はラピッドライズ2025、JRA特別賞(最優秀牝馬)はミヤモダイナソー2025に決まった。

 表彰式で平取町軽種馬生産振興会会長の中田亨氏は「本日は第53回平取町1歳馬管理品評会にご参加いただき、まことにありがとうございます。今年は、飼料価格や資材価格の高騰など、生産を取り巻く環境は決して楽ではありません。そのようななかで、生産者のみなさまの日々の努力と馬への愛情はひとしおだとおもっています。わたし自身も生産者として今日の品評会に参加しております。一頭一頭をここまで育てるには、毎日の健康管理、飼養管理はもちろん、夜間の見守りや病気や怪我の対応など、多くの時間と労力が必要です。時には、おもうようにいかないこともありますが、生産者のみなさまは馬の成長を願いながら、日々真摯に馬づくりに取り組まれています。
 本日、こうして立派な馬の姿を披露した1歳馬たちは、その努力の積み重ねの結果であるとおもっています。また、今日、品評会があるという案内をしたところ、JRA日高育成牧場場長の吉田年伸様、JBBA遊佐繁基場長様、関係機関のみなさま方、多く集まっていただき、まことにありがとうございます。また、会員同士連携を深めながら、1歳馬品評会など多くの催しを開催していきたいとおもいますので、みなさま方のご支援よろしくお願いします」とあいさつ。

 続いて、吉田年伸氏が「最初に、長年、日本軽種馬協会の会長を務められた河野洋平会長が、お亡くなりになったというニュースが先日ございました。本当に残念なニュースで驚いております。つつしんで追悼の意を表したいとおもいます。
 さて、この平取の品評会ですが、昨年は開催がなかったということで、一年中止した後にまた品評会を開催するというのは、並々ならぬみなさまのご努力があったこととおもいます。改めまして、会長以下、平取町軽種馬生産振興会のみなさま、そして本日大事な1歳馬たちを出陳いただきました牧場のみなさまに感謝したいとおもいます。
 今日出陳された1歳馬たちは、本当に2年前の種付けのところから繁殖牝馬の管理、そして仔馬が生まれて、日々、大変なご努力があって、順調にくることが本当に大変ななか、出陳された立派な10頭でした。わたしたちJRAも小さい規模ながら生産から馬を管理して、ここまで順調にくることの大変さというのは、身にしみて感じているところでございます。そういったなかで、本日は僭越ながら審査員をやらせていただきました。馬の成長や馬体、馬の動きやコンフォメーションのほか、これからせりに上場される馬もいるということで、手入れ、トリミングの状態や蹄の管理、引き馬、展示の仕方、それから展示場所といったところも含めて、総合的に判断をさせていただきました。ひじょうに甲乙つけがたいなかでの審査を遊佐繁基場長とともにしたわけですが、結果としては、引き馬であるとかトリミングであるとか、そういったところのわずかな差で結果が出たのかなと感じておるところでございます。
 最後に、明るいニュースとしては、先週からJRAの新馬戦がスタートして、早速、この日曜日に北島牧場さんのエフフォーリアの産駒が新馬戦を優勝してくれました。この馬については、わたしたちJRAも育成に携わらせていただいたということで、本当にうれしく、ありがたくおもっているところでございます。改めてこういった馬との出会いがあったということに感謝したいですし、今年の1歳せりも始まりますが、また平取の馬、決して生産をする規模は多くないなかから、いま言ったような新馬勝ちの馬が出たりとか、あるいは今日の品評会であってもこの10頭の1歳馬を集めていただいたという、みなさんの品評会に向けてのご努力、来年もぜひ開催をお願いしたいということで、講評とわたしのあいさつにさせていただきます。本日はどうもありがとうございました」と講評した。

 表彰式では最優秀賞をはじめとした入賞者に対し、平取町軽種馬生産振興会、平取町、びらとり農業協同組合、北海道日高振興局、JRA日高育成牧場、公益社団法人日本軽種馬協会、日高軽種馬農業協同組合などから賞状やトロフィー、びらとり和牛といった豪華賞品が贈られた。

 結果は下記のとおり。

〇最優秀賞:オートキュイジーヌ2025
 牝、父スマートファルコン
 出陳者:スガタ牧場

〇銀賞:ゴッドクインビー2025
 牡、父エフフォーリア
 出陳者:二風谷ファーム

〇銅賞:ラピッドライズ2025
 牡、父アルアイン
 出陳者:中田牧場

〇JRA特別賞(最優秀牝馬):ミヤモダイナソー2025
 牝、父エフフォーリア
 出陳者:北島牧場