三石で第68回三石軽種馬1歳馬育成管理品評会が開催される
6月11日、三石軽種馬生産振興会(前田宗将会長)とみついし農業協同組合(澤田祐喜代表理事組合長)の主催で第68回三石軽種馬1歳馬育成管理品評会が開催された。
この品評会は、JRA日本中央競馬会、公益社団法人日本軽種馬協会、日高軽種馬農業協同組合、新ひだか町が後援し、(株)レックス、(株)ジェイエス、(株)優駿、(株)サラブレッド・ブリーダーズ・クラブ、ダーレー・ジャパン(株)ノミネーションオフィス、社台スタリオンステーションなどの軽種馬商社や北海道農業共済組合、雪印種苗(株)道央営業所、(株)長谷川熊吉商店、小田島商事(株)、(株)北海道ホースフィード、(株)ホクチク、(株)エルムホースクリニック、ヴァトナホースクリニック、(株)日高中部農協機械センター、日高米穀(株)、幌村建設(株)といった地元の軽種馬関連・関係企業などが協賛。会員相互の親睦、育成管理技術の向上を図る目的で毎年6月に開催されている。
本年は14頭(牡7頭、牝7頭)が出陳。審査員はJRA日高育成牧場場長の吉田年伸氏と公益社団法人日本軽種馬協会静内種馬場場長の遊佐繁基氏が務めた。
品評会には三石軽種馬生産振興会の会員やJRA日高育成牧場、公益社団法人日本軽種馬協会静内種馬場、日高軽種馬農業協同組合、公益財団法人軽種馬育成調教センター、北海道日高振興局、新ひだか町の職員や協賛企業の職員、JRA2026生産地研修生などが出席。出陳牧場を巡回して、出陳馬のコンフォメーション、飼養管理、手入れ状態、展示方法、成長状態、歩様、肢勢、人馬の信頼関係などに目を光らせた。
公正な審査の末、牡の部の最優秀賞はエバーフレッシュ2025、牝の部の最優秀賞はディヴァインクレア2025に決定。ほかにも優秀賞、優良賞、ベストターンドアウト賞、みんなが選んだ馬大賞も選定された。
表彰式では主催者を代表してみついし農業協同組合代表理事組合長の澤田祐喜氏が「本日は日本中央競馬会日高育成牧場吉田年伸場長様、日本軽種馬協会静内種馬場遊佐繁基場長様をはじめ、巡回審査にあたっていただいた関係者のみなさまにおかれましては、ご多忙のところ、たいへんありがとうございました。また、このたびの育成管理品評会に出陳いただいた生産牧場のみなさまにおかれましても、牧草収穫前の準備等でお忙しいなか、たいへんおつかれさまでした。今年で68回目を迎えた歴史ある育成管理品評会も、みなさまにご協力いただいたおかげで、事故もなく無事終えることができましたことに対しまして、改めてあつく御礼申し上げます。
6月に実施する本品評会は、セールへ向けて生産者意識を高めるひじょうに重要なイベントとして位置づけられております。本日、出陳された1歳馬は、来月のHBAセレクションセールに5頭、8月のサマーセールに8頭、9月のセプテンバーセールに1頭上場予定しております。その際には、さらに成長した姿をセール会場でご確認いただければ幸いでございます。このあと、懇親会もございますので、貴重な機会ですので、日ごろの馬づくりについての情報交換に加え、軽種馬業界を取り巻く情勢や今後の展望などについて語りながら親睦を深めていただければとおもいます。本日はたいへんありがとうございました」とあいさつ。最優秀賞をはじめとした各受賞者には、三石家畜品評会、三石軽種馬生産振興会、北海道日高振興局、JRA日本中央競馬会、公益社団法人日本軽種馬協会、日高軽種馬農業協同組合、協賛企業などから表彰状やトロフィー、記念品、金一封など山のような賞品が贈られた。
審査員を代表してJRA日高育成牧場場長の吉田年伸氏は「まずは長年、日本軽種馬協会の会長を務められた河野洋平会長がお亡くなりになったというニュースが昨日ございました。わたしどももたいへん驚いているところで、ひじょうに残念なニュースでしたけれども、謹んで哀悼の意を表したいとおもっております。
昨年のこのあいさつの場で、わたしから、ひじょうに有意義な、また、和やかな三石の品評会を、来年もぜひ実施していただきたいということをお願いしていたわけですけれども、本日このように品評会が無事開催されました。改めまして、事前の準備から、今日当日の移動、段取り、そして、これからの懇親会の企画におきましても、主催していただきましたJAみついし様、そして、三石軽種馬生産振興会のみなさま、そして、なによりも大事な馬を出陳いただきました牧場のみなさまに改めて感謝をしたいとおもいます。今日、出陳された1歳馬たちは、2年前の種付けから、日々みなさんが丹精込めて大事に育てて、ここまできた馬たちです。わたしたちJRAも、小規模ながら生産をやっているなかで、1歳のこの時期まで、順調に馬がくるということがほんとうに大変なことだということは、身に染みて感じているところでございます。改めて、ここまで順調にきたこの14頭の馬たちの出陳に感謝をしたいとおもいます。
さて、本日の審査でございますけれども、馬の成長や馬体、そして馬の動きやコンフォメーションといったことのほか、これからせりに上場されるということで、手入れや蹄の管理、引き馬や展示の仕方、展示の場所なども含めて、総合的に審査をさせていただいたところでございます。ほんとうにレベルが高くて甲乙つけがたい状態で、これは本当去年以上に審査がたいへんでした。先ほどみなさんの選んだ馬大賞の結果が分かれたのを聞いて、ちょっと正直わたしもホッとしているところなんですが、それだけなかなか審査が難しかったというところはご理解いただきたいとおもいます。そういったなかで、不慣れな、急にお客さまがこれだけくるっていう環境で、動じずに馬がしっかり展示、そして、きびきび歩くことができたということであるとか、せりに向けての取り組みができていたといったあたりのわずかな差が、今日の結果につながったのかなとおもっております。
改めてこの三石の品評会、みなさんと馬を見ながら意見交換できる場というのはほんとうに大事なものだとわれわれもおもっておりますので、また去年と同じお願いになりますが、来年もぜひこの品評会が盛大にみなさんを集めて行われることを祈念いたしまして、講評とわたしのあいさつとさせていただきます。本日はどうもおつかれさまでした。またこの後の懇親会も、われわれJRA日高育成牧場の職員と、それから生産地研修生ということで3名きておりますので、参加させていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。本日はどうもありがとうございました」と講評した。
エバーフレッシュ2025を出陳した下屋敷牧場代表の下屋敷千尋氏は「大きくてしっかりした馬なので、良い評価をしていただけるのではという手ごたえはありましたが最優秀賞を受賞できてうれしい気持ちでいっぱいです。サトノクラウンの産駒でおばにはダブルハートボンドがいるので、将来的には芝、ダートを問わず中距離から長いところでしっかり走れるようなパワータイプの馬になってほしいです。セレクションセールに上場しますので、あと1か月順調にいってほしいです」、ディヴァインクレア2025を出陳した土田農場代表の土田大介氏は「当歳のころから良い馬で、装蹄師さんもずっと褒めてくださる馬だったので、品評会には迷わずこの馬を出陳しました。評価されてうれしいです。この馬はサマーセールに上場します。半姉のシーグルロスは短いところで走っています。せりに向けて励みになりました」とそれぞれ喜びを語った。
結果は下記の通り。
〇牡の部
最優秀賞:エバーフレッシュ2025(父サトノクラウン)
出陳者:下屋敷牧場
優秀賞:ピュアアイズ2025(父ホッコータルマエ)
出陳者:山際牧場
優良賞:ノーブルワークス2025(父ヨシダ)
出陳者:築紫牧場
〇牝の部
最優秀賞:ディヴァインクレア2025(父カフェファラオ)
出陳者:土田農場
優秀賞:トルネードフラッグ2025(父ダノンプレミアム)
出陳者:稲葉牧場
優良賞:レッドリップス2025(父ファインニードル)
出陳者:千里ファーム
〇ベストターンドアウト賞
アクティフ2025(父シャンハイボビー)
出陳者:平野牧場
〇第5回みんなが選んだ馬大賞
アクティフ2025(父シャンハイボビー)
出陳者:平野牧場















