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北海道優駿でゴッドバロックが道営2冠を達成

  • 2026年06月12日
  • 2着馬に2馬身の差をつけて悠々とゴールイン
    2着馬に2馬身の差をつけて悠々とゴールイン
  • 圧倒的人気に応えて、引き揚げてくる人馬
    圧倒的人気に応えて、引き揚げてくる人馬
  • 王冠賞で史上9頭目の三冠を目指す
    王冠賞で史上9頭目の三冠を目指す
  • 「ダービージョッキーになれました」と照れながらアピールした阿部騎手
    「ダービージョッキーになれました」と照れながらアピールした阿部騎手
  • ずらり並んだ関係者の数がレースの「格」を物語る
    ずらり並んだ関係者の数がレースの「格」を物語る

 ホッカイドウ競馬の3歳クラシック「三冠」の第2戦「第54回北海優駿(JBC協会協賛ダノンレジェンド賞)」が11日、門別競馬場ダート2,000mで行われ、スタートから好位を追走した新冠町の岩見牧場が生産し、所有する1番人気ゴッドバロックが直線入り口で先頭に立って、2分8秒6(良)のタイムで優勝。4月30日の北斗盃に続いて「道営2冠馬」となった。通算成績は10戦6勝2着3回3着1回(重賞4勝)。

 阿部騎手の重賞勝利は先月31日に佐賀競馬場で行われた「九州優駿栄城賞(優勝馬カシノアミュレット)」に続いて今年4勝目、通算48勝目。また、同馬を管理する角川秀樹調教師にとっては5月28日のヒダカソウC(優勝馬バレンタインケーキ)に続くもので今年5勝目、通算150勝目。区切りの勝利を大きな舞台で飾った。なお。阿部騎手は北海優駿初勝利。現役ジョッキーとしては5人目となるダービージョッキーの称号を得た。角川秀樹調教師は2006年(ギルガメッシュ)、2016年(スティールキング)、2020年(アベニンドリーム)、2023年(ベルピット)に続いて5度目の制覇となった。

 枠順決定後、感冒によりレーザーベルンが出走を取り消したものの、人気の中心は2冠制覇を狙うゴッドバロック。昨年11月の兵庫ジュニアGP(Jpn2)ではJRA勢に交じって地方競馬勢最先着の0秒2差2着と健闘し、今年に入ってから「ネクストスター北日本」「北斗盃」と連勝。前走から400m延びる距離に一抹の不安を感じさせながらも過去9戦して4着以下が1度もないという堅実な成績が評価され、オッズは1.4倍という人気を集めた。

 2番人気は、北斗盃でメンバー最速の末脚を繰り出したベラジオエンペラー。1,000mのフレッシュチャレンジ競走、1,200mのオープン特別を連勝し、重賞のサッポロクラシックCは0秒5差4着。当時から末脚に光るものを見せていた。オッズは3.3倍。

 やや離れた3番人気はマロンソレイユ。昨年のブリーダーズゴールドジュニアCではベストグリーン相手に1馬身差まで迫る2着と健闘したが、続くサンライズC4着のあと骨折が判明し、残りの2歳シーズンを棒に振ってしまった。3歳シーズン初戦の「エピファネイア・プレミアム」は古馬相手に3着となったが、前走の北斗盃は2番人気を裏切る7着。ここは、復権をかけて挑む1戦だった。オッズは7.5倍。

 すべての馬が初めて経験する2,000m。レース前はペースを作ると思われたレーザーベルンが出走を取り消したことで、楽にハナを奪ったのは 岩手の南部駒賞を逃げ切り、前々走のネクストスター北日本でも逃げて2着と粘ったティーズアライト。その直後にゴッドバロックが付けて、並ぶように外にタイセイスライブ。これらを見るように3~4馬身後方にマロンソレイユが付け、そこから2~3馬身後方にベラジオエンペラー。12秒6~12秒1~12秒9だから澱みないペースだ。向こう正面に入っても13秒4~13秒0~12秒9~12秒9と極端にペースが落ちることなく、馬群が縦に伸びる。「距離が延びたので、馬のリズムを大切にしたい」とじっと息を潜めていたゴッドバロックは、スタミナを温存しているようにも見える。向こう正面半ばすぎ、後方に控えていたマロンソレイユ、ベラジオエンペラーが前との差を詰め、残り600m標を過ぎたあたりからタイセイスライブが前を行くティーズアライトとの差を詰め、これを交わしにかかる。それが、「勝負どころからは早めに外に出したかった」というゴッドバロックにとってのゴーサインとなった。ティーズアライトを交わして先頭に立つと、最後は外からマロンソレイユが、さらに外からベラジオエンペラーが足を伸ばすも、13秒0~12秒6~13秒2と影を踏ませることもなくゴールへと飛び込んだ。「最後まで一生懸命に走ってくれた」と阿部騎手は愛馬を称え、レースを見守った角川秀樹調教師は「距離に関しては壁があると思っていたが、状態の良さと能力でカバーしてくれた」とほっと胸を撫でおろした。

 向かうのは7月23日の王冠賞。勝てば、2023年のベルピット、昨年のソルジャーフィルドに続く、現役3頭目の3冠馬誕生となる。