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2026年北海道市場2歳トレーニングセールが開催される

  • 2026年05月20日
  • 最高価格トップギャル2024
    最高価格トップギャル2024
  • トップギャル2024落札シーン
    トップギャル2024落札シーン
  • 牝馬の最高落札ペプチドサクラ2024
    牝馬の最高落札ペプチドサクラ2024
  • ペプチドサクラ2024落札シーン
    ペプチドサクラ2024落札シーン
  • 最高価格となったトップギャル2024の公開調教
    最高価格となったトップギャル2024の公開調教
  • 2ハロン計測で最速を記録したキララアモーレ2024
    2ハロン計測で最速を記録したキララアモーレ2024
  • 最後1ハロン計測の最速タイムを記録したシリカ2024(内)と、ニシノヒナマツリ2024(外)
    最後1ハロン計測の最速タイムを記録したシリカ2024(内)と、ニシノヒナマツリ2024(外)
  • あいさつする谷川貴英副組合長
    あいさつする谷川貴英副組合長

 かつてはモーリス(年度代表馬)やヒシミラクル(菊花賞(G1))ジャガーメイル(天皇賞(春) (G1))などを送り出した「北海道市場2歳トレーニングセール」が5月19日にJRA札幌競馬場で行われた。

 調教を積まれた2歳馬74頭(牡37頭、牝37頭)が上場されて、うち58頭(牡28頭、牝30頭)が総額347,160,000円(税込、以下同)で取引された。上場頭数は前年比20頭減で売却頭数は10頭減。78.4%の売却率は過去10年間で同率1位となる高水準だったが、売上総額は前年を157,300,000円下回った。平均価格は5,985,517円。

 午前9時30分から行われた公開調教では砂厚を約9.5cmに揃えられた札幌競馬場のダートコースを使用。3クルーに分かれて、ゴール前2ハロンから計測が行われ、せりは午後1時からスタートした。

 日高軽種馬農協の谷川貴英副組合長は「このトレーニングセールは、これからセレクションセール、サマーセールと続く北海道市場にとりまして、初陣となる市場です。良い成績を残して、今後の市場へとつなげていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします」と力強くあいさつし、2026年の北海道市場が幕を開けた。

 最高価格は、浦河町のトラストスリーファーム生産で、(株)山﨑STABLEによる育成馬「トップギャル2024(牡、父ロジャーバローズ)。曾祖母にウインターS優勝馬チェリーコウマンがいる血統で、公開調教では2ハロン計測で22秒8(12秒0~10秒8)を記録して21,450,000円で宮田直也氏によって落札された。

 牝馬では浦河町の(有)杵臼牧場生産でN&star(同)による育成馬「ペプチドサクラ2024(牝、父サリオス)」。おじに函館2歳S(G3)2着クリダームがいる血統で、公開調教では2ハロン合計23秒4(11秒8、11秒6)をマーク。木村昌三氏が11,000,000円で購買した。

 なお、公開調教における2ハロン合計の最速タイムは、浦河町の浦河小林牧場生産「キララアモーレ2024」(牡、父ミスチヴィアスアレックス)の22秒2(11秒3~10秒9)。この馬は12,100,000円で、小田健太氏によって購買されている。

 またゴール前1ハロンの最速タイムは10秒8で3頭がならんだ。新冠町の(同)プログレスファーム生産「シリカ2024(牝、ビッグアーサー)は山本忍氏が4,620,000円で、「ニシノヒナマツリ2024(牝、父モーニン)は5,500,000円で桑田照夫氏が、そして前記「トップギャル2024」だった。

 セール終了後、谷川貴英副組合長は「事故やトラブルなくせりを終えることができたのが1番。そして、昨年を超える購買登録者数があり、高い売却率を記録することができたことは、これからセレクションセール、サマーセールと続く北海道市場にとって良い流れを作る事ができたと思います。見直すべき点もありますが、トレーニングセールは、北海道市場そして日本の馬産にとってのセーフティネット。いろいろな声に耳を傾けながら、せりの発展につなげたい。そして、最後になりましたが、今回の取引馬の活躍を期待したい」とセールを総括した。