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コスモバルク記念でベルピットが3連覇

  • 2026年05月11日
  • 昨年の旭岳賞に続く大差勝ち
    昨年の旭岳賞に続く大差勝ち
  • 綺麗な勝負服のまま帰ってきた
    綺麗な勝負服のまま帰ってきた
  • 強いベルピットを見せる事が出来て良かったと、桑村真明騎手
    強いベルピットを見せる事が出来て良かったと、桑村真明騎手
  • 自身の持つ記録を塗り替える16個目の重賞タイトル
    自身の持つ記録を塗り替える16個目の重賞タイトル
  • 誇らしげな表情で口取りに収まる関係者
    誇らしげな表情で口取りに収まる関係者

 ゴールデンウィークを締めくくるのは、JBC協会協賛カウントアップチャレンジM(ミドル&マイル)第1弾「第16回コスモバルク記念(ベンバトル賞)」ダート1,800m。今年は、同レース3連覇を狙うベルピットに対して4歳世代の三冠馬ソルジャーフィルドが参戦し、2度目の「三冠馬対決」に注目が集まったが、結果は単勝1.0倍という圧倒的人気を背負った日高町の厚賀古川牧場生産の1番人気ベルピットが後続に2秒4差の大差をつけて逃げ切り勝ち。自身が持つホッカイドウ競馬所属馬の重賞最多勝記録を16に更新した。勝ちタイムは1分54秒0(良)桑村真明騎手の重賞勝利は昨年のブロッサムC以来で通算73勝目。角川調教師は前週の北斗盃に続く重賞勝利で通算148勝目の重賞タイトルとなった。

 北の絶対王者は、今年も健在だった。「メンバーを見て、ハナを切った方が良いかなと思ったので」とレース前に桑村真明騎手が思い描いていたように課題のスタートを無難に決めると、1周目ゴール板までを13秒0で楽にハナを奪うと、1~2角を12秒2、12秒6、12秒3で通過。前半の半マイル50秒1は、昨年の49秒6よりも0秒5ほど遅いが、後続との距離が広がる。1~2角の中間地点で、北海優駿2着の実績がある9歳馬シンボが単独2番手にあがり、そこから約1馬身差の3番手にはJRAの3勝クラスからの転入2戦目カネトシブルーム。それらを見るように佐賀競馬から転入してきたオーケーサンダーが続き、2番人気ソルジャーフィルドは先頭から6~7馬身後方の5番手というポジションだが、徐々に隊列が縦に伸びる。JRA3勝クラスからの転入初戦6歳牝馬のイージーオンミー、神戸新聞杯(G2)にも出走経験がある5歳牡馬ヤマニンステラータは自分のペースを守って後方待機。向こう正面に入ってもベルピットのペースは落ちずに12秒3、12秒5と1周目ゴール板を通過してからの1,000mを61秒6で飛ばし、後続のスタミナを奪っていく。

 場内が沸いたのは、残り600m標を過ぎたあたり。13秒1、12秒9という加速ラップの中でソルジャーフィルドがインコースから追い上げて単独2番手に上がるも、すでに前を追う脚はなく、逆にゴール前で失速。悠々と先頭でゴールを駆け抜けるベルピットが遠ざかる中で、追い込みに徹した2着イージーオンミー、3着ヤマニンステラータに先着を許す結果となった。

 「今回は、目一杯の競馬をしたかったので、最後まで気を抜かずに走らせた。この馬らしい強い勝ち方が出来て良かった」と桑村真明騎手。角川調教師も「前走は少し手こずりましたが、今日は強いベルピットを見せる事ができた。(コスモバルク記念3連覇に関して)無事是名馬という言葉があるが、コンディションに不安なくレースに挑めるのが、この馬の強み。今後も無事であれば、昨年、一昨年同様のローテーションを歩ませたい」と力強い言葉でインタビューを締めくくった。