日本軽種馬協会静内種馬場で2026年度(第48期)生産育成技術者研修開講式が行われる
4月3日、新ひだか町静内田原にある公益社団法人日本軽種馬協会静内種馬場研修所において、2026年度(第48期)生産育成技術者研修の開講式が行われた。
第48期生は82人の応募者のなかから厳正な選考試験をパスした18歳から28歳までの22人。北海道、青森県、福島県、埼玉県、東京都、神奈川県、愛知県、岐阜県、兵庫県、愛媛県、広島県、福岡県、佐賀県、鹿児島県から集まった男性14人、女性8人で、「競馬産業に貢献するための技術を身につけたい」、「父が生産牧場を経営しており、将来はそのあとを継ぎたい」、「BOKUJOBのサポートデスクでJBBAを紹介され見学会に参加して教官の話に感銘を受け志望しました」、「北海道の高校で馬について学んできたが力不足を感じて知識や技術を身につけるため志望しました」、「生産牧場での就業体験を通じて自身の未熟さを実感し、馬に関する正しい知識と接し方を身につけたいと考えて本研修を志望しました」といった明確な動機や目的をもって入講したという。
開講式には第48期生のほか、第48期生の家族、公益社団法人日本軽種馬協会の職員、来賓などが出席。22人の第48期生を紹介した後、静内種馬場場長の遊佐繁基氏が入講を許可した。
本部から駆け付けた事務局長の村上博一氏は「本日、ここに公益社団法人日本軽種馬協会第48期生産育成技術者研修の開講にあたり、ひとことご挨拶申し上げます。まずもって、本日入所された22名の研修生のみなさまには、心からお祝い申し上げます。 また、ご来賓、ご家族のみなさまには、ご多用中にもかかわらず、ご臨席を賜り、厚く御礼申し上げます。
さて、みなさんが就業を希望されている軽種馬産業の状況を紹介させていただきますと、世界的な政情不安やインフレ、国内での物価上昇など生活面にも不透明感が漂う状況のなかにおいても、昨年は中央競馬、地方競馬ともに前年比を上回る売上を記録し好調が続いております。また、生産界におきましても、せり市場での取引が活況を呈し、昨年の年間売却頭数、総売上は過去最高を記録、生産頭数、種付け牝馬頭数ともに増加傾向にあり、順調に前進を続けています。このように、競馬産業は、過去に低迷した時代もありましたが、近年は大変な盛り上がりを見せております。いつの時代においても、競馬を盛り立てていくためには、多くのファンを惹きつけるような強い競走馬を生産、育成し、競走馬の魅力を向上させることがもっとも重要な課題となっております。
また、昨今のアニマルウェルフェアに関する世界的な意識の高まりもあり、競走馬、競馬の魅力を向上させるためには、競馬ファンのみならず、多くの方からも支持されるアニマルウェルフェアに則った馬の管理、取り扱いが求められています。これらの実現と持続可能な軽種馬生産の未来を築くためには、生産育成の分野における専門的な訓練を受けられたみなさまのような技術者の力が不可欠でございます。
本協会では、生産育成界の期待に応えうる技術者を養成するため、平成2年から本研修を開講しております。今年で既に35年あまりの歴史を有し、これまで542名に上る研修生を軽種馬生産界に送り込んできました。本研修、本研修事業に対する競馬サークルの期待は大きく、歴代の修了生もこの期待に応えるべく、それぞれの職場で大いに活躍されております。みなさんが本日から受ける研修の内容は多岐にわたっており、騎乗技術、馬の飼養管理や繁殖に関する幅広い知識に加え、およそ牧場で必要となる作業全般について体得していただくことになります。研修中はどうか健康に留意され、ホースマンとしての研鑽に努め、馬を愛し、一年後には一人も欠けることなく晴れやかな笑顔で、修了式を迎えられることを切に願ってなりません。
そして、みなさんには、これからの軽種馬生産界に新たな活力をもたらす原動力にぜひなっていただきたいとおもいます」と会長理事である河野洋平氏の式辞を代読。続いて来賓を代表して北海道日高振興局局長の加納剛氏、JRA日本中央競馬会日高育成牧場場長の吉田年伸氏らが祝辞を述べた。
最後は第48期生を代表して中村綾乃氏が研修生宣誓。「わたしたち第48期生産育成技術者研修生は、軽種馬生産界の期待に応えうるよう、地域に根差した軽種馬産業の担い手として、一流のホースマンを目指し、常に探求心と向上心を抱き、知識と技術の向上に努めることをここに誓います」と決意を述べた。















