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門別競馬場新厩舎がHOKKAIDO WOOD BUILDINGに登録される

  • 2026年03月17日
  • HOKKAIDO WOOD BUILDING登録証の交付式
    HOKKAIDO WOOD BUILDING登録証の交付式
  • 設計者、施工者を交えての記念撮影
    設計者、施工者を交えての記念撮影
  • 真新しい厩舎で作業に励むスタッフ
    真新しい厩舎で作業に励むスタッフ

 3月11日、日高町富川駒丘にある門別競馬場厩舎において、HOKKAIDO WOOD BUILDING登録証の交付式が行われた。

 HOKKAIDO WOOD BUILDINGは、道産木材製品を使用した建築物を登録し、施設内に木製の登録証を掲示することなどを通じ、道民に道産木材製品の魅力を広く発信し、認知度の向上を図るとともに、建築物の木造化、木質化を推進することで道産木材製品の利用拡大に資することを目的とする取り組み。

 登録基準は、1.国内で完成した建築物(兼用住宅の事務所・店舗等は含むが、戸建て住宅及び什器やウッドデッキ・外構・木塀のみを施工した場合を除く。)
 2.原則として構造材や内装材、外装材に道産木材製品(合法木材証明制度により産地が北海道内であると証明されているもの)を使用し、PR効果が高い建築物
 3.原則、2019年4月以降に竣工した建築物
 4.上記の要件に寄りがたい建築物は別途協議する、としている。
 推奨基準は、1.延べ床面積1m2あたり0.1m3以上(混構造の場合には、木造以外の延べ床面積を除くことができる。)、又は全体で16m3以上の道産木材製品を使用している建築物
 2.内装材、外装材のみの場合は5m3以上、又は80m2以上の道産木材製品を使用している建築物、道産木材製品を構造材や内装材、外装材として特に効果的に使用している建築物(低コスト化による効率的な使用、混構造・合成梁・ハイブリッド活用の工夫をしているもの。内装制限のある天井や壁、土足利用の床、駆体に影響を及ぼさない空間の構築など、木質化しにくい部分を工夫により克服しているもの。チェーンストアとして多店舗展開しており木質化の魅力を広く効果的に発信できるものなど。)となり、いずれかを満たしている場合は木製登録証が交付される。
 登録届出者は、1.当該建築物の建築主・設計者・施工者・PPP事業等における代表事業者のいずれかであること。
 2.HOKKAIDO WOOD(以下、「HW」という。)のメンバーに登録していること。
 3.HWブランドを積極的にPRする意欲のある者であることの、条件すべてを満たす者としている。

 この取り組みは令和3年10月の第1登録からはじまり、今回の登録は北海道で127番目。日高管内では浦河フレンド森のようちえん(浦河町)、イオル文化交流センター(平取町)、無印良品コープさっぽろ しずない(新ひだか町)、新ひだか児童養育相談センター「もこもこ」(新ひだか町)、富川複合施設「とみくる」(日高町)に次いで6番目になる。

 交付式には北海道日高振興局局長の高見芳彦氏や職員、一般社団法人北海道軽種馬振興公社理事長の大鷹千秋氏、設計者である(株)創建社常務取締役の河野嘉氏、施工者を代表して、岩倉建設(株)代表取締役社長の鈴木泰至氏、磯田建設(株)代表取締役の磯田勇氏、(株)小林組・大基代表取締役専務の小林康樹氏、(株)磯田組取締役建築部長の畠山順二氏、菱中建設(株) 代表取締役専務の千葉政寛氏、池田建設(株)代表取締役会長の池田尚登氏、盛興建設(株)常務取締役の林良介氏、ケイセイマサキ建設(株)代表取締役の正木健太氏らの関係者が出席。高見芳彦氏から大鷹千秋氏には木製の登録証が、設計者や各施工者の代表には紙製の登録証が手渡された。

 高見芳彦氏は「道産木材の活用はゼロカーボン北海道、地球温暖化の抑止につながるものとおもいます。素敵な厩舎ができたと感謝申し上げます。これからつくられる施設も道産木材をふんだんに使用していただきたいと期待しているところです。また、施工者のみなさまにおかれましては、限られた工期のなかで大変だったとおもいます。ほんとうにおつかれさまでした。おかげさまでホッカイドウ競馬を支える重要な施設が無事に完成いたしました。引き続きのご協力をお願い申し上げます」とあいさつした。

 登録証を受け取った大鷹千秋氏は「厩舎にはカラマツやトドマツがたくさん使われています。道産木材を使ってほしいということで8施工者が同等に木材を調達できるように窓口をひとつにしました。日高管内の木材もけっこう入っています。そういう意味では材料調達はスムーズでした。工事については設計変更などもあり大変だったところもありますが、昨年中に完成して、今シーズンのホッカイドウ競馬の競馬開催に間に合うことができました。去年の成績はできすぎのようなきらいはありますけれども、今年も順調に推移してほしいとおもっています」と話した。

 HOKKAIDO WOOD BUILDING登録証が交付された厩舎は、昨年12月に完成。構造・規模は木造、延床面積17,962.56m2になる。厩舎は全部で33棟。1厩舎24馬房で、ウィーキングマシン、倉庫兼事務所の建物も備える。木材使用箇所は構造材がカラマツとトドマツ、内装材はカラマツになる。