馬産地ニュース

ひだかうまキッズ探検隊2025がはたらく馬について学ぶ

  • 2026年02月20日
  • 馬搬の様子を見学するひだかうまキッズ探検隊2025
    馬搬の様子を見学するひだかうまキッズ探検隊2025
  • 伐採する木をのこぎりで切るのを手伝った
    伐採する木をのこぎりで切るのを手伝った
  • 巧みな手綱さばきで馬搬用の馬を操作した
    巧みな手綱さばきで馬搬用の馬を操作した

 2月15日、新ひだか町静内御幸町にある一般社団法人umanowa(糸井いくみ代表)が主催するひだかうまキッズ探検隊2025は、厚真町にある西埜馬搬において、はたらく馬について学んだ。

 ひだかうまキッズ探検隊2025は、日高管内の小学校3年生から6年生を対象にした馬の歴史・文化・仕事を「見る・知る・学ぶ」取り組み。JRA日本中央競馬会による特別振興資金助成事業のひとつで、本年度はこれまでに、パンサラッサを生産した木村秀則牧場とパンサラッサを種牡馬として繋養するアロースタッド、新ひだか町の乗馬施設であるライディングヒルズ静内、生産から育成、種牡馬事業までを手掛ける総合牧場として知られるビッグレッドファーム、サラブレッドの生産・育成・研究施設であるJRA日高育成牧場と軽種馬の育成調教技術の改善・普及や軽種馬の育成調教技術者の養成などを行う公益財団法人軽種馬育成調教センター、札幌記念(G2)や札幌2歳S(G3)などの舞台として知られる札幌競馬場、引退競走馬を管理するひだか・ホース・フレンズとノーザンレイク、国内で唯一、軽種馬生産に関する専門的な授業を取り入れている北海道静内農業高等学校、カリフォルニアクロームやシニスターミニスター、マカヒキ、タイトルホルダーをはじめとした有名種牡馬を数多く繋養するアロースタッドとレックススタッド、門別競馬場で行われるJBC競走のJBC2歳優駿(Jpn3)、どさんこの研究などを行っている国立大学法人北海道大学北方生物圏フィールド科学センター静内研究牧場に赴き、ウマに関するさまざまな知識を吸収してきた。今回は、はたらく馬に会いに行こう、馬と一緒に遊ぼう、がテーマになった。

 ひだかうまキッズ探検隊2025が訪れた西埜馬搬は、厚真町を拠点に伐採した木を運び出す伝統的な馬搬を行う林業事業体。馬搬は自然と共存する環境にやさしい林業として、ヨーロッパでは盛んにおこなわれているそうだ。

 ひだかうまキッズ探検隊2025を出迎えた西埜馬搬代表の西埜将世氏は恵庭市出身。大学で動物調査を学び、自然体験施設スタッフ、林業会社の造林造材手、観光牧場スタッフを経験。馬搬を学ぶため岩手県遠野市やヨーロッパの馬搬視察などを通して馬搬の見識を深め、2017年に厚真町地域おこし協力隊に着任し、同時に西埜馬搬開業したという。馬と運んだ木は薪として販売もしている。

 西埜将世氏は厚真町にある環境保全林において、木の伐採と倒れた木を馬が運んでいく馬搬の仕事について、なぜ伐採するのか、森や林を守るための理由などを説明。子どもたちも実際に木をのこぎりで切って伐採を手伝った。子どもたちが引っ張ってもびくともしない伐採した木を、いとも簡単に運ぶ馬のパワーに目を丸くした。

 その後、ひだかうまキッズ探検隊2025は、西埜馬搬へ移動し馬そりを体験。いままで見たことのない馬の用途、馬の馬力、文句を言わず懸命に働く姿を肌で感じた。