社台スタリオンパレード2026が開催
2月9日、安平町・社台スタリオンステーションで「社台スタリオンパレード2026」が開催された。
毎年、多くの生産関係者が足を運ぶ、社台スタリオンステーションの種牡馬展示会には、多くの生産関係者が足を運んでおり、国内の種牡馬展示会では唯一となる、午前10時半からと午後1時からの二部制で行われている。
それだけの人気を集める理由は、昨年の総合リーディングサイアーにおいて、トップ10のうち7頭を社台スタリオンステーション繋養種牡馬が占めていたという事実。また、種牡馬としての実績だけでなく、競走馬市場でも高い評価を受けている種牡馬を配合すべく、昨シーズンは32頭のラインナップで、4,168頭の牝馬の交配を行ったという事実にも表れている。
そのラインナップもまた、バラエティ豊かであり、今年のスタリオンパレードでは、新種牡馬、繋養2シーズン目の種牡馬、本年度産駒デビューの種牡馬の後には、各部門におけるチャンピオンサイアー、ダートサイアーなど、カテゴリーに分けた展示が行われていった。
今年の新種牡馬として姿を見せたのは、父も社台スタリオンステーションで繋養されているロードカナロアの後継種牡馬となるベラジオオペラ。午前中の展示では、現役時の管理調教師だった上村洋行調教師が挨拶に立ち、「厩舎としては初めてのG1馬となります。現役時は芝の1,800mから2,500mまで対応してくれましたが、その競走成績だけでなく、血統背景からしても、産駒もまた短距離からクラシックディスタンスまでの活躍が見込めるはずです」と産駒にも幅広い条件での活躍を期待していた。
展示順では9番目、来年、初年度産駒がデビューする種牡馬として紹介されたのが、せりではミリオンを超える取引馬が続々と誕生しているイクイノックスとなった。
現役時の活躍は国際的にも高く評価され、2023年のワールド・ベスト・レースホース・ランキングでは、これまでの日本調教馬としては過去最高となる135ポンドを獲得。今年誕生を予定している牝馬は、昨年は国内のG1優勝馬11頭を含む、国内外のG1を制した54頭のイクイノックスの産駒を受胎している。
昨年のセレクトセール当歳セッションでは、ミッドナイトビズーの2025が、6億3,800万円(税込)で取引されているが、今年のセレクトセール当歳セッションだけでなく、来年の1歳セッションでも良血馬揃いの産駒には、これまで以上に活発な取引が行われていきそうだ。
そのイクイノックスの後となる10番目の展示となったのが、一昨年に続き、昨年も総合リーディングサイアーの首位となったキズナとなる。祖父のサンデーサイレンス、そして父のディープインパクトも複数年に渡って、その座を守り続けただけに、キズナにも親子3代リーディングサイアーかつ、1年でもこのランキングを守り続けてもらいたい。
そのキズナとは現役時にクラシックを争っただけでなく、種牡馬としてもリーディングサイアー争いを繰り広げるエピファネイアが11番目に展示されたかと思えば、12番目には昨年の総合ダートサイアーランキングで首位となったドレフォン。そして13番目には昨年のファーストシーズンサイアーの首位となったコントレイルが登場する。
コントレイルは勝ちあがり頭数の多さもさることながら、1勝クラスだけでなく、重賞でも入着馬を多く送り出している。クラシックに向けて更に産駒の活躍は目立ってきており、そう遠くない時期に父に重賞タイトルを授ける馬が現れてきそうだ。
その後もトップサイアーが次々とパレードリンクで周回を重ねていくが、そのほとんどが既に満口との発表があったあたりにも、種牡馬としての人気の高さがうかがえる。
この日の28番目、つまりトリの登場となったのは、これで6年連続での総合リーディングサイアー2位となったロードカナロアであり、そして29番目の大トリを務めたのがキタサンブラックとなった。
ロードカナロアは今年で18歳。繋養シーズンは13年目を迎える。今年からスタッドインしたベラジオオペラも含めて、近年は種牡馬の父としても、その優れた能力を後世へと伝えている。年齢を重ねても受胎率は落ちていないとのコメントも聞かれていただけに、今後も1頭でも多くの産駒を送り出してもらいたい。
大トリでの展示となったキタサンブラックだが、昨年はクロワデュノールが日本ダービー(G1)を優勝。近年、日本ダービー(G1)に出走した産駒は優勝、もしくは2着となっているだけでなく、クラシックに活躍した馬も続々と誕生していることが、せり市場での人気の高さにも繋がっている。
近年はダートだけでなく、障害でも重賞馬が誕生するなど、種牡馬としてのオールマイティーさを増してきた感もあるだけに、産駒数が増えて、より良質な牝馬が配合相手に揃っている2歳世代以降は、日本競馬界を席巻するような活躍も望めそうだ。
今年の「社台スタリオンパレード」は展示の時間は1時間程ながら、その長さを感じさせない程に圧巻の内容だった。10日から今シーズンの種付けが始まるとのアナウンスもあったが、昨年の種付頭数を超えるような繁殖牝馬がこの場所に集まってくるのだろう。















