馬産地ニュース

レックススタッドで種牡馬展示会が開催される

  • 2026年02月06日
  • 新入厩のブリックスアンドモルタル
    新入厩のブリックスアンドモルタル
  • ユーモアのあるスピーチで会場を盛り上げた吉田照哉氏
    ユーモアのあるスピーチで会場を盛り上げた吉田照哉氏
  • ダートグレード競走特別表彰馬カジノフォンテン
    ダートグレード競走特別表彰馬カジノフォンテン
  • ルペルカーリアはシーザリオ産駒
    ルペルカーリアはシーザリオ産駒
  • あいさつする友道調教師
    あいさつする友道調教師
  • リアルスティールの半弟バトルハーデン
    リアルスティールの半弟バトルハーデン
  • 供用2年目のジャックドールも展示会は初参加
    供用2年目のジャックドールも展示会は初参加

 新ひだか町静内地区の種牡馬展示会の最後は、静内目名のレックススタッド。1987年に創立された農事組合法人で、過去には三冠馬ミスターシービーや日本ダービー馬のアイネスフウジン、ダイナガリバー、メリーナイス、スペシャルウィーク、タニノギムレット、ネオユニヴァースほか、日本産、日本調教馬で初めてジャパンC(G1)に勝ったカツラギエースや最優秀スプリンターニッポーテイオーなどの人気馬を繋養してきた実績を持つ。

 2026年シーズンから、カジノフォンテン(10歳、父カジノドライヴ)、ルペルカーリア(8歳、父モーリス)、バトルハーデン(6歳、父ドゥラメンテ)の3頭が新種牡馬として仲間入りを果たしたほか、米国年度代表馬ブリックスアンドモルタル(12歳、父ジャイアンツコーズウェイ)が社台スタリオンステーションから移動。ラインナップに厚みを増している。

 午前11時30分に始まった展示会はラジオNIKKEIの小林雅巳アナウンサーの進行、(株)レックスの海老原雄二氏の解説で進行。

 最初に登場したのはブリックスアンドモルタル。同馬が現役時代に、現役引退後の所有権を獲得し、日本に輸入した社台ファームの吉田照哉氏がゲストとして登場。「宣伝にまいりました」と会場を沸かせたあと、同馬産駒の特徴などをマイクアピール。海老原雄二氏からは「デビューした3世代すべてから重賞勝馬を送り、アンモシエラはJBCLクラシック(Jpn1)を2連覇。加えて、ブリックスアンドモルタル自身が5歳で本格化した晩成タイプだったことからますます期待が高まる」と配合を呼び掛けた。

 カジノフォンテンについては「父カジノドライヴは世界的な良血馬。雄大な馬格から繰り出されるパワフルなスピードを武器に川崎記念(Jpn1)、かしわ記念(Jpn1)で中央勢を圧倒した能力から後継馬を送り出しても何ら不思議ない」と解説が加えられた。

 ルペルカーリアには、現役時代の同馬を管理した友道調教師から「初めて見た時から父モーリスから受け継ぐ力強さと名牝シーザリオから受け継いだ血統の奥深さを感じさせる雰囲気を持っていました」と思い出を交えて思いを口にし「種牡馬として成功している兄たち(エピファネイア、リオンディーズ、サートゥルナーリア)にも負けないくらいの種牡馬になってくれると思う」とエールを送った。

 バトルハーデンを管理した矢作調教師は「非の打ちどころがない世界的な名血ファミリーに、ドゥラメンテの破壊力がミックスされた瞬発力は種牡馬として魅力的。ぜひ、よろしくお願いします」というメッセージが届いた。

 それから登場したのは、大阪杯(G1)など重賞3勝を手土産に種牡馬入りし、供用2年目を迎えたジャックドール(8歳、父モーリス)。昨年の展示会終了後に急遽引退が決まったために、この日が初お披露目となった。「2,000mで1分57秒台を4度にわたって記録した中距離のスペシャリスト」とアナウンスされる中、明るい栗毛の馬体で集まった人たちの視線を釘付けにした。

 供用3年目を迎えたタイトルホルダー(8歳、父ドゥラメンテ)が紹介された際には、同馬の生産者で、レックススタッドを管理運営する(株)レックスの岡田牧雄社長が「初年度産駒が1歳になりますが、すごい成長力を感じる。この馬の心肺機能、運動神経は産駒に伝わっていると思う」と訴えた。

 同スタッド繋養馬で、今年初年度産駒がデビュー予定なのはオメガパフューム(11歳、父スウェプトオーヴァーボード)、ストラクター(9歳、父パレスマリス)、パクスアメリカーナ(11歳、父クロフネ)、マカヒキ(13歳、父ディープインパクト)の4頭。マカヒキが紹介された際には再び友道調教師がマイクを握り「自分の調教師人生で、デビュー前の追いきりで1番衝撃を受けたのがこの馬。凱旋門賞(G1)から帰国後はなかなか勝てずに悔しい思いを重ねましたが、マカヒキの仔でまたフランスに行きたい」と話した。これらを含め全23頭。約1時間以上にも及ぶスタリオンパレードは盛況のうちに幕を閉じた。