タガノビューティーが日本軽種馬協会七戸種馬場にスタッドイン
デビュー38戦目。悲願の重賞初制覇をJBCスプリント(Jpn1)の大舞台で飾ったタガノビューティーは2025年9月18日に競走馬登録を抹消。11月下旬に青森県上北郡の日本軽種馬協会七戸種馬場に移動して、今シーズンからの種牡馬生活に備えている。
「到着したのは23日の夜です。旅慣れた馬ですから、移動中はスムーズだったようです。到着が夜だったせいもあるのでしょうが、バタバタすることなく落ち着いていましたよ」と同種馬場の野田場長が、当日の様子を教えてくれた。
通算成績は43戦8勝2着8回3着5回。
2歳夏の新潟競馬場ダート1,800m戦でデビューすると、恵まれた馬体から繰り出される強靭な末脚を武器に新馬、プラタナス賞を連勝。「距離(1,600m)はぴったり。タガノブルグ(2014年NHKマイルC(G1)2着)の半弟だから」と挑んだ朝日杯フューチュリティS(G1)は勝ったサリオスから0.6秒差4着と健闘するも、シンザン記念(G3)で伸びを欠くと、以降は一貫してダート路線を歩み、かしわ記念(Jpn1)2着2回、武蔵野S(G3)2着、根岸S(G3)3着、フェブラリーS(G1)4着と、長く一線級で活躍した。
「印象に残っているのは、やはりJBCスプリント(Jpn1)です。脚質的にも小回りの競馬場はどうかとも思ったのですが、向こう正面からスパートして4コーナーではほぼ先頭。あんな競馬も出来るのだと改めて高い能力を再認識したレースです」と野田場長。
現在は朝7時くらいから放牧して、昼前には集牧というタイムスケジュールで1日を過ごしている。「警戒心が強い性格のようですので、放牧地はサブノジュニアの隣、1番端を用意させてもらいました。サブノジュニアは、マイペースで我関せずという性格ですので馬同士の相性は良さそうですよ」と2頭の関係性に目を細め「今は新しい環境を理解してもらうこと。午後はスタッフが場内を散歩させながら、いろいろなものを見せて回っています」。無駄なストレスを与えないように、タガノビューティーのペースで経験を積ませているのだという。
「東北地区の生産者からの要望で導入を決めた馬ですから、馬が到着して実馬を見に来られた方もいらっしゃいます。2歳の早い時期から活躍して、使い減りすることなく長く活躍してくれました。ダートのスピード血統は市場での人気も高く、また血統的にも配合しやすい血統構成だと思いますので、この馬の持ち味を産駒に伝えてほしい」と高く評価し「モーニンやアジアエクスプレスなど、ヘニーヒューズの後継種牡馬が成功しているのも心強い。この馬の産駒で東北馬産界を、八戸市場を盛り上げてほしいと思います」と期待に胸を膨らませている。















