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ライトウォーリアが荒谷牧場にスタッドイン

  • 2026年01月05日
  • 2024年NARグランプリ年度代表馬
    2024年NARグランプリ年度代表馬
  • 東北馬産界復活の起爆剤として期待されている
    東北馬産界復活の起爆剤として期待されている
  • 引き締まった表情が印象に残る
    引き締まった表情が印象に残る
  • 軽快な歩様を披露してくれた
    軽快な歩様を披露してくれた

 2024年の川崎記念(Jpn1)を制し、NAR年度代表馬にも選ばれたライトウォーリアは12月17日に川崎競馬場で行われた引退式のあと、19日朝に内田勝義厩舎を出発。同日深夜に青森県の荒谷牧場に到着。現在は、2026年シーズンからの種牡馬生活に備えて準備に余念がない。

 同馬を所有するスプリングファーム(青森県十和田市)の佐々木拓也代表は「ラストランとなった勝島王冠も59kgを背負って頑張ってくれました。引退式の時に吉原騎手がおっしゃっていたとおりに余力を残しての引退です。大きなタイトルを持っていますし、血統的にも面白い。頭が小さくて手先の軽い馬体は、どちらかというと(母の父に入る)ディープインパクトの影響を強く受けているのかなという印象です。キャロットクラブの方々には本当に感謝したい。このご恩は、種牡馬として成功させることでお返ししたい」と期待に胸を膨らませる。

 ライトウォーリアは安平町ノーザンファームの生産馬。2歳夏に小倉競馬場芝1,800m戦でデビューし、初戦は0.4秒差4着。序盤は2番手でレースを進めたが、道中でポジションを下げ盛り返したところがゴールだった。芝コースにめどを立てる内容だったが、デビュー3戦目、ダートに変わり初戦を逃げ切り勝ち。続く1勝クラスも4角先頭から押し切って先頭ゴールインを果たしている。その後、持ち前のスピードとパワー、勝負根性を武器にクラスをあげ、4歳シーズン初戦の加古川Sを勝ってオープン入り。同年秋にはメイショウハリオ、サンライズソアを2着、3着に退けてオープン級初勝利を飾っている。

 転機となったのは5歳夏。南関東へ移籍すると、埼玉新聞栄冠賞、勝島王冠と2連勝。その後は南関東を代表する1頭として数々のダートグレード競走でJRA勢を迎え撃ち、7歳シーズンの川崎記念(Jpn1)では、積極的な逃げ戦法から6頭のJRA勢力を封じ込めている。通算成績は40戦10勝2着4回3着3回(うち中央17戦5勝、海外1戦含む)。勝島王冠3着がラストランとなった。

 父マジェスティックウォリアーは2024年NARサイアーランキング第3位。産駒ベストウォーリアは岩手競馬のマイルChS南部杯(Jpn1)連覇で、同じく産駒ラムジェットがダート新時代元年の東京ダービー(Jpn1)を制したのは記憶に新しい。母スペクトロライトはJRA2勝馬。その全妹にはオークス(G1)3着のち紫苑S(G3)に勝ったビッシュがいて、半弟ホウオウサーベルも5戦3勝で菊花賞(G1)に駒を進めた素質馬だ。

 現在、放牧時間は午前7時から、概ね10時頃まで。その後はウォーキングマシンを使って45分間の運動を行っている。

 「落ち着きのある馬で、オンオフの切り替えが出来る馬。いろいろなタイプの仔を出せると思います」とまだ見ぬ仔に思いを馳せている。

 種付料は前納もしくは種付け時支払いの30万円。受胎確認後支払いの50万円、または産駒誕生後支払いの70万円と3種類が用意された。