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ブリーダーズ・スタリオン・ステーションにソウルラッシュがスタッドイン

  • 2025年12月25日
  • スタッドインしたソウルラッシュ
    スタッドインしたソウルラッシュ
  • 元気な姿で新天地に到着した
    元気な姿で新天地に到着した
  • 2026年の種付料は受胎条件2,000,000円(フリーリターン特約付き)
    2026年の種付料は受胎条件2,000,000円(フリーリターン特約付き)

 12月24日午前、日高町富川東にあるブリーダーズ・スタリオン・ステーションに、2026年から種牡馬として新たに供用するソウルラッシュが、元気な姿でスタッドインした。

 晴れてスタッドインしたソウルラッシュは日高町福満にある下河辺牧場で生産された牡7歳の黒鹿毛。父はルーラーシップ、母はエターナルブーケ、母の父はマンハッタンカフェという血統で、半弟は2024年の関屋記念(G3)2着のディオ、おじは2013年の青葉賞(G2)などを制覇したヒラボクディープになる。

 ソウルラッシュは石川達絵氏が所有、栗東の池江泰寿厩舎が管理。2020年12月の2歳新馬戦メイクデビュー中京でデビューし初勝利をあげた。その後、破竹の4連勝で2022年のマイラーズC(G2)に優勝し重賞初制覇。2023年は京成杯オータムH(G3)に勝ち、2024年はマイラーズC(G2)連覇を果たした。7度目のG1競走出走となった2024年のマイルChS(G1)を1分32秒0のタイムで優勝。昨年2着の雪辱を果たすとともに悲願のG1タイトルを獲得した。

 2025年はロマンチックウォリアーを鼻差抑えてドバイターフ(G1)に勝利。国内外の芝マイル重賞競走で長期間にわたって活躍し、通算29戦9勝2着5回3着5回の成績を残し、2024年にはJRA賞最優秀マイラーに選出されている。12月16日17時に関西国際空港に到着。輸入検疫のために滞在した兵庫県の三木ホースランドパークから新天地に足を踏み入れた。

 事務局の(株)サラブレッド・ブリーダーズ・クラブは「7歳まで現役を続け多くのファンに愛されこのたび、種牡馬として新たなキャリアをスタートしました。血統を見ると母の父がマンハッタンカフェ、さらにさかのぼるとストームキャットの血もあって、多様な血統が混在していて、いい意味でウィークポイントがない種牡馬といえるとおもいます。本馬はマイルが中心でしたが、特定のタイプにかたよらない、あらゆる可能性を秘めたオールマイティな産駒を送り出してくれるのではと期待しています。産駒で香港の忘れ物を獲りにいきたいです」と話した。

 2026年の種付料は受胎条件で2,000,000円(フリーリターン特約付き)に決定。高額シンジケートは即日満口になったという。