レックススタッドにカジノフォンテンがスタッドイン
12月20日、新ひだか町静内目名にあるレックススタッドに、2026年から種牡馬として新たに供用を開始するカジノフォンテンがスタッドインした。
種牡馬入りしたカジノフォンテンは牡9歳の栗毛。登別市来馬町にある登別上水牧場の生産馬で、父はカジノドライヴ、母は上山競馬場でデビューしたのち、2002年のスパーキングLC(G3)、2003年のエンプレス杯(G2)などを制覇したジーナフォンテン、母の父はベストタイアップになり、おじは2005年の東京オータムジャンプ(JG3)などを制覇したバローネフォンテンという血統になる。
カジノフォンテンは吉橋興生氏が所有、南関東・船橋の山下貴之厩舎や玉井昇厩舎が管理。2018年10月の船橋競馬の2歳新馬戦、紅葉葵デビューでデビュー勝ち。2020年の京成盃グランドマイラーズでサルサディオーネ、グレンツェント、リンゾウチャネルらを退けて、南関東の重賞競走初制覇を果たした。2020年暮れの東京大賞典(G1)でオメガパフュームの2着になると、2021年の川崎記念(Jpn1)でオメガパフューム、ダノンファラオ、ミューチャリー、デルマルーヴルらを退けてダートグレード競走初制覇。2021年のかしわ記念(Jpn1)は、ソリストサンダー、インティ、ワイドファラオ、カフェファラオ、ミューチャリー、サンライズノヴァ、サルサディオーネ、タイムフライヤーを相手に勝利し、2つめのダートグレード競走制覇を飾った。2021年にはDグレード競走特別賞馬を受賞している。
通算成績は45戦13勝2着5回3着2回。12月12日に船橋競馬場で引退式を行い、これまで応援してくれた多くのファンに別れを告げた。
2026年の種付料は受胎条件300,000円(フリーリターン特約付き)、または、出生条件500,000円と発表。事務局の(株)レックスは「JRAのダートのトップクラスを相手に大きなレースを勝っただけでなく、2歳から9歳まで大きなけがもなく第一線で活躍を続けただけあって、馬格も雄大で脚もとしっかりしていて丈夫そうな体をしていますね。これから新たな環境に慣らしていって落ち着いたら来年へ向けて種牡馬生活の準備に入る予定です。母の父のベストタイアップ、祖母ジュピターガールの父パークリージェントともレックススタッドで繋養していたこともあって、とても縁を感じています。カジノドライヴの出世頭ですし貴重な後継種牡馬としても価値があるとおもいます。ダート界をにぎわす産駒を送り出してほしいです」と話した。















