ブリックスアンドモルタルがレックススタッドに移動
12月3日、安平町早来源武にある社台スタリオンステーションにおいて種牡馬生活を送っていたブリックスアンドモルタルが、新ひだか町静内目名にあるレックススタッドに移動した。
ブリックスアンドモルタルは牡11歳の黒鹿毛。父はジャイアンツコーズウェイ、母はビヨンドザウェイヴズ、母の父はオーシャンクレストというアメリカ産馬になる。
ブリックスアンドモルタルの競走成績は13戦11勝3着2回。3歳2月のデビュー戦で初勝利をあげると連勝街道を歩み、ホールオヴフェイムS(G2)で重賞初制覇を飾り、素質の高さをアピールした。
その後、怪我で戦線離脱を余儀なくされ、13か月の休養をはさんで臨んだ復帰戦を快勝。再び連勝街道歩み、ペガサスワールドCターフ招待S(G1)、ムニスメモリアルH(G2)、ターフクラシックS(G1)、マンハッタンS(G1)、アーリントンミリオンS(G1)、BCターフ(G1)と、2019年は6戦6勝、G1 5勝という優秀な成績を残し、2019年の米エクリプス賞年度代表馬と芝牡馬チャンピオンを受賞した。
現役引退後は社台スタリオンステーションに導入され、2022年から供用を開始。これまでデビューした3世代の産駒からは、佐賀競馬場で行われた2024年と、船橋競馬場で行われた2025年のJBCLクラシック(Jpn1)を連覇、2024年のブルーバードC(Jpn3)を制覇したアンモシエラ、2025年の京王杯2歳S(G2)を制覇したダイヤモンドノット、2023年の兵庫ジュニアGP(Jpn2)などを制覇したイーグルノワール、2023年のサウジアラビアRC(G3)などを制覇したゴンバデカーブースなど、芝でもダートでも多くの活躍馬が出ている。
2026年の種付け条件は2,000,000円(受胎確認後支払。フリーリターン特約付帯)。社台スタリオンステーションから事務局を引き継いだ(株)レックスは「アメリカの年度代表馬で、たくさんの重賞勝馬を送り出すという超一流種牡馬のブリックスアンドモルタルをラインナップに加えることができて、とてもうれしいですし、関係者の方々には感謝の気持ちでいっぱいです。まずは新しい環境に慣れてもらって落ち着いたら来年の種付シーズンへ向けて準備をしていきます」と話した。















