ノーザンホースパークにおいてイクイノックスのブロンズ像が公開される
12月4日、苫小牧市美沢にあるノーザンホースパークにおいて、イクイノックスのブロンズ像が公開された。
10時の一般公開に先立って開催されたお披露目式には、(株)ノーザンホースパーク代表取締役でノーザンファームの代表である吉田勝己氏と夫人の吉田和美氏、(有)シルク・ホースクラブ代表取締役の米本晃子氏、ノーザンファーム場長の津田朋紀氏、社台スタリオンステーション場長の徳武英介氏らが出席。吉田勝己氏は「イクイノックスのブロンズ像ですが、ほんとうにすばらしいものができたと感動しております。これからお客様がいらっしゃったときに、ポニーテラスの入り口にあるブロンズ像の前で写真を撮る、一緒に撮影するためにホースパークにいらっしゃる方がいっぱいいるのではとおもっています。種牡馬としても成功してほしいですし、これから100年経ってもブロンズ像が残るというのはすごくうれしいです」とあいさつした。
イクイノックスのブロンズ像は、ノーザンホースパークや社台スタリオンステーションにあるディープインパクトのブロンズ像などを手掛けた、彫刻家の堤磐夫氏が原型を制作し、黒岩美術(株)が謹鋳。制作にあたっては堤磐夫氏のアトリエに徳武英介氏が何度も足を運んで打ち合わせを行い、イクイノックスの無駄のない筋肉、端正な顔、りりしい瞳、躍動感あふれる足の運びなど、細部にわたって再現したという。
台座はH850×1500×600mm、銅像はH1060×1790×375mmのサイズ。イクイノックスがジャパンC(G1)を制覇した際に、鞍上のC.ルメール騎手がレース後のインタビューで「賢いし、乗りやすいし、おとなしい。ポニーみたい」と、卓越した能力と温和な気性を称賛したことを鑑み、ポニー専用パドックや屋外ショー会場を擁するポニーテラスに設置された。
イクイノックスは安平町早来源武にあるノーザンファームの生産。父はキタサンブラック、母はシャトーブランシュ、母の父はキングヘイローという血統の牡6歳で、現役時代は(有)シルクレーシングが所有、美浦の木村哲也厩舎が管理し、2021年の東スポ杯2歳S (G2)、2022年の天皇賞(秋)(G1)、有馬記念(G1)、2023年のドバイシーマクラシック(G1)、宝塚記念(G1)、天皇賞(秋)(G1)、ジャパンC(G1)を制覇するなど10戦8勝2着2回の成績を収め、2022年と2023年にはJRA賞年度代表馬に、2022年にはJRA賞最優秀3歳牡馬に、2023年にはJRA賞最優秀4歳以上牡馬に、2025年にはJRA顕彰馬に選出されたほか、2023年には国際競馬統括機関連盟が発表したロンジンワールドベストレースホースランキングの年間ランキングで世界第1位に輝いた。現役引退後は安平町早来源武にある社台スタリオンステーションにて、種牡馬として繋養されている。















