ひだか・ホース・フレンズで厚賀小学校の総合的な学習の時間が行われる
12月3日、日高町緑町にあるひだか・ホース・フレンズにおいて、日高町厚賀町にある日高町立厚賀小学校の総合的な学習の時間が行われた。
総合的な学習の時間は、学校や児童、地域の実態などに応じて、教科書などの枠を超えた総合的、横断的な学習と協働的な学習、探求的な学習をするカリキュラム。厚賀小学校では6年生を対象に馬に関する授業を5回行うことになっており、今回が最後の授業になった。
ひだか・ホース・フレンズは、日高管内7つの町、日高管内6つの農業協同組合、日高軽種馬農業協同組合、北海道日高振興局など、日高管内の27関係団体で構成し、軽種馬生産界の発展継続のため、産地支援、ホッカイドウ競馬支援、地域産業の振興、馬文化の継承を軸に積極的な要請、陳情活動ならびに、これに伴う支援活動等を行っている日高軽種馬振興対策推進協議会が、軽種馬産業における啓蒙普及、担い手、後継者、労働力不足など、日高地域活性化へ向けた地域課題解決のために設置した日高地域活性化支援室による、軽種馬人材養成事業、馬産業の啓蒙普及事業、引退競走馬の利活用推進事業等、実馬を活用した各種事業に取り組むことを目的に、2021年に日高軽種馬農業協同組合門別種馬場の跡地に開設した施設。2008年の日本ダービー馬ディープスカイ、2005年のフェブラリーS(G1)などを制覇したメイショウボーラー、2020年の北海道スプリントC(Jpn3)を制覇したメイショウアイアンといった引退競走馬やハフリンガーなど6頭を繋養している。
これまでに約80人が日高の牧場での就労を目的とした研修に参加し約10人が就職。この日も京都府から参加した研修生がいた。
児童にはひだか・ホース・フレンズのスタッフや研修生、事務局の日高軽種馬農業協同組合業務部部長の小島謙治氏が対応。ひだか・ホース・フレンズの概要などを説明し、施設を案内した。
児童はディープスカイ、メイショウボーラーといった引退競走馬やハフリンガーを見学。続いて、メイショウアイアンの手入れや馬房掃除を体験した。
児童は「馬のクリームはどういうときに使うのですか?」、「馬をここで養うときは馬主からじきじきに頼まれるのですか?」、「6頭の馬を管理するのは大変ですか?」、「この仕事をしていて大変なことは何ですか?」、「馬一頭を養うのに何円くらいかかりますか?」、「どうして北海道に来てまで馬の仕事をしたいとおもったのですか?」、「研修のなかで一番大変だったことは何ですか?」、「馬の手入れをするときはどんな気持ちで接していますか?」、「研修が終わったら牧場で働こうとおもいますか?」、「普通の馬と引退競走馬と手入れの違いはありますか?」、「馬が風邪をひいたときはどうやって見分けるのですか?」などと質問。スタッフや研修生はわかりやすく答えた。
児童は「今日は馬の老後とか、20歳とか年寄りの馬の管理方法だったり、競走馬として現役だったころの違いとか、いろいろ教えてくださり、ありがとうございました」と感謝の言葉を述べた。















