馬産地ニュース

北海道日高振興局が軽種馬育成調教センター研修生に日高水産物を贈呈する

  • 2025年12月01日
  • 日高管内で漁獲された秋鮭の贈呈式
    日高管内で漁獲された秋鮭の贈呈式
  • 秋鮭を使用した料理に舌鼓を打った
    秋鮭を使用した料理に舌鼓を打った
  • ランチではイクラ丼、秋鮭の塩焼き、秋鮭が入ったあら汁などが提供された
    ランチではイクラ丼、秋鮭の塩焼き、秋鮭が入ったあら汁などが提供された

 11月28日、浦河町西舎にある公益財団法人軽種馬育成調教センター(草野広実理事長)あかしあ寮食堂において、北海道日高振興局(高見芳彦局長)による水産物贈呈式とLunch会が開催された。

 この水産物贈呈式とLunch会は、「日高の豊かな海の幸フェス」の一環として実施。北海道日高振興局水産課では、主要魚種の不漁や赤潮被害などで、いままでにない打撃を受けた管内漁業者・漁協を応援し、地域を盛り上げる取組として、日高管内産の水産物を教育機関等に提供し、若い世代に日高水産物のPRおよび魚食の習慣を普及するイベントを「日高の豊かな海の幸フェス」として令和4年から実施しており、第12弾となる今回は、公益財団法人軽種馬育成調教センターの育成調教技術者養成研修第43期生を対象に日高管内で漁獲された秋鮭を贈ることにしたという。

 水産物贈呈式とLunch会には第43期生20人のほか、理事長の草野広美氏、北海道日高振興局長の高見芳彦氏、産業振興部長の樋口雅士氏、水産課長の林恒之氏、漁政係長の荒川純氏らが出席。高見芳彦氏は「みなさん、こんにちは。全国から馬の仕事に就きたいということで、集まってきたみなさんのご活躍はいつも聞いております。今回、日高の鮭をみなさんにぜひ食べていただきたいということで持ってまいりました。みなさんは全国から日高に、この浦河にきていただいてますので、日高で食べた鮭のおいしさを、ぜひふるさとのご家族、そして、ご友人の方にも、広めていただきたいということで、今日はみなさま方に試食というか、食事として提供して、召し上がっていただいて、北海道の水産物の豊かさを味わっていただければとおもっています。よろしくお願いいたします」とあいさつし、日高管内で漁獲された秋鮭を第43期生に贈呈した。

  Lunch会では日高管内産秋鮭をまるまる1本使って調理されたイクラ丼、塩焼き、ふんだんに入ったあら汁を提供。第43期生は高見芳彦氏、樋口雅士氏、林恒之氏、荒川純氏らとともにテーブルを囲み、北海道の秋の味覚、日高の海の恵みに舌鼓を打った。食事中は秋鮭のあまりのおいしさに何度もライスをおかわりする第43期生の姿もあった。

 東京都からきた第43期生は「とてもおいしかったです。魚類が大好きで、とくに鮭は大好物なのでとてもうれしかったです。浦河や日高のものを食べる機会があまりないですし、浦河に来てまだ1年もたってなく地域のこともよくわからないので、こういった食を通じて地元のことを知ることができてよかったです」。愛知県出身の第43期生は「自分の地元では味わえない食事でした。本州の鮭より脂がのっていて、とくにイクラが新鮮でプリプリしていて、とてもおいしかったです。これからもこういった地域の食材を積極的に食べて、ホースマンとしての体づくりに役立てていきたいとおもいます」と話した。