軽種馬後継者研修修了式が行われる
11月21日夜、新ひだか町静内田原にある公益社団法人日本軽種馬協会(河野洋平会長理事)静内種馬場研修所講義室において、2025年度軽種馬後継者研修の修了式が行われた。
修了式には欠席1人を除く7人の研修生のほか、静内種馬場庶務課課長の岬隼人氏をはじめとした職員が出席。修了式では岬隼人氏が「あなたは公益社団法人日本軽種馬協会の2025年度軽種馬生産後継者研修において、所定の課程を修了したことをここに証します」と修了証書を手渡した。
続いて、岬隼人氏が「本日、ここに、公益社団法人日本軽種馬協会2025年軽種馬後継者研修の修了式を挙行するにあたり、ひとことごあいさつを申し上げます。 本日、研修を修了される8名の研修生のみなさまには、心からお祝いを申し上げます。 近年、競馬の売り上げは、中央・地方ともに堅調に推移しており、本年のせり市場においても、安定した成績となりましたが、軽種馬生産界にはまだまだ多くの課題が残されております。これらの課題を解決し、競馬を盛り立てるには、ファンを魅了する強い競走馬を生産育成し、競馬の存在をより魅力的なものにすることがますます重要となってきており、 生産育成業務に携わるみなさまのような最先端の知識、技術を学ばれた人材が不可欠です。みなさまには、今後も自分を厳しく律して精進され、ここで学ばれた知識や技術を遺憾なく実践の場で発揮されることを心から願っております。今後とも健康に留意され、ホースマンとして研鑚に努め、わが国の競馬発展に貢献すべく、生産界に新たな活力をもたらす原動力にぜひなっていただきたいとおもいます」と河野洋平会長理事の式辞を代読した。
研修生を代表して小島泰侑さんが「われわれ2025年軽種馬後継者研修生8名は、11月10日の開講より、さまざまな分野の講師のかたがたから、多くの専門的な知識・技術を学ばせていただきました。これらの知識・技術は、われわれにとって、とても貴重な財産となり、牧場で活かすことが、われわれ研修生にとってたいへん重要であり、また、やるべきことだと感じております。今回、このような機会を与えていただいた日本軽種馬協会様に心より感謝申し上げます。また、講師のかたがたはもとより、いろいろとサポートをしてくださった生産育成技術者研修生のみなさん、本当にありがとうございます。さらには騎乗に付き合ってくれた研修乗馬たちにも感謝し、われわれ研修生の謝辞といたします」と頭を下げた。
2025年度軽種馬後継者研修は11月10日から11月21日まで、土曜日、日曜日を除く10日間実施。専門家による講義が10回、研修課職員による実技が8回行われた。
修了式後は研修生と職員による懇親会を開催。10日間の研修を動画で振り返りながら親睦を深めた。















