馬産地ニュース

JBBA・BTC研修の合同見学会(C日程)に20人参加

  • 2025年11月21日
  • JBBA研修生が説明している様子
    JBBA研修生が説明している様子
  • JBBA静内種馬場の新しい厩舎を見学
    JBBA静内種馬場の新しい厩舎を見学
  • 高校生や社会人、約20人が参加
    高校生や社会人、約20人が参加
  • BTC研修での見学
    BTC研修での見学
  • BTCでのシミュレーター体験
    BTCでのシミュレーター体験

 北海道日高管内で11月2日、3日、BOKUJOB主催による研修コース合同見学会・C日程が行われた。

 JBBA日本軽種馬協会静内種馬場の「生産育成技術者研修」およびBTC軽種馬育成調教センターの「育成調教技術者養成研修」を見学するイベントで、1泊2日の日程。同研修の受講を検討している20人が参加した。

 参加者は両研修施設で指導教官から説明を受け、研修の場となる厩舎や馬場、住まいとなる部屋や食堂などを見て回った。JBBAではちょうど静内農業高校馬術部と交流馬術大会を開催しており、一部競技を見学。さらに現役研修生が説明役となり、ホースシミュレーターを体験した。

 JBBA研修生の四釜宗和さんは、「積極的に質問する参加者が多くて、研修生を目指す強い気持ちを感じました。研修では厳しいこともあるので、ある程度覚悟を持たないといけません。大変な部分を乗り越えていくと、技術を身につけることができます。つらいときは、同じ目標を持った研修仲間が助けてくれます。今回の見学会でいろいろ参考になれば嬉しいです」と、参加者の背中を押した。

 BTCでは調教コースを見学し、スターティングゲートや展望エリアに立ち寄り、アジア最大級の施設を体感した。大勢の研修生による騎乗訓練や寮内のトレーニングルームを見て、研修についての理解を深めた。また、研修生との交流では、年齢など参加者と共通点のある研修生がつき、それぞれ会話を弾ませた。

 見学会を終えてBOKUJOB事務局は、「2日間無事に実施できて良かったです。活発に質問している参加者の姿が目立ち、意識の高さを感じました。研修生になることはゴールではなくスタートとなるので、さらに先のイメージも持っていただければと思います。今回のC日程の特徴としましては、来年の受験を見据えた高校2年生や大学3年生、北海道から参加した方が多かったです。今年度からA日程~D日程まで見学会を実施しますが、回数を増やしたことで、早めに進路の準備に取り組みたい方や、北海道の気候を感じていただくために効果的だと感じています」と、振り返った。

 見学会は次にD日程(2026年1月29日、30日)が組まれており、詳細はBOKUJOBのホームページに掲載している。昨今、交通費や宿泊費用が高騰している中、この取り組みは地方競馬全国協会による「競走馬生産振興事業」の人材養成支援事業により、一人あたりの参加費用は5,000円としている。

 BOKUJOBのホームページはこちら