令和7年度ホッカイドウ競馬が閉幕
11月13日、日高町富川駒丘にある門別競馬場において開催されていた、令和7年度のホッカイドウ競馬グランシャリオナイターが全日程を終了した。
令和7年度のホッカイドウ競馬は16開催85日間で計画。しかし、7月30日に発生したカムチャツカ半島付近を震源とする地震により北海道太平洋沿岸に津波警報が発表されたことから、当日1日間の開催が中止となり、16開催84日間の日程になった。
しかしながら、今年度もインターネット発売が好調だったことから、4月16日の開幕から発売金額は順調に推移。16開催84日間の発売金額は6年連続で50,000,000,000円の大台を超える57,314,915,640円となり、ホッカイドウ競馬における一年間の発売金額レコードを更新した。また、一日当たりの平均発売額は682,320,424円となり過去最高額となった。さらに84日間の門別競馬場の入場人員も平成31年・令和元年の59,545人を上回る61,614人となり、平成9年に門別競馬場が開場して以来、過去最高となるシーズン入場人員レコードとなった。
令和7年度のホッカイドウ競馬のリーディングは、調教師部門が163勝をあげた田中淳司調教師。11年連続11回目のリーディングトレーナーになった。163勝は田中淳司調教師が令和4年に記録した144勝を更新するシーズン最多勝記録になる。第2位は116勝の角川秀樹調教師、第3位は74勝の小野望調教師、第4位は73勝の米川昇調教師、5位は63勝の小国博行調教師だった。
騎手部門は167勝をあげた石川倭騎手。2年連続5回目のリーディングジョッキーとなった。167勝は令和5年に落合玄太騎手が記録した153勝を上回り、シーズン最多勝記録になる。第2位は157勝の落合玄太騎手、第3位は105勝の小野楓馬騎手、第4位は102勝の桑村真明騎手、5位は91勝の阿部龍騎手となった。
石川倭騎手は「今シーズンを振り返ってみますと、たくさん勝つことができましたし、関係者のおかげで良いシーズンとなりました。ファンのみなさまの応援が力となり頑張れた一年でした。また来年もステップアップできるように頑張りますので、今後も引き続き応援のほどよろしくお願いいたします。ご声援ありがとうございます」とコメントした。
最終日の門別競馬場は「ファン感謝DAY」と銘打ちさまざまなイベントを実施。むかわ町、平取町、日高町の人気グルメが集結する「フードカーニバル in 門別競馬場」、当日購入の勝馬投票券500円以上提示で、お楽しみ福袋、落合玄太騎手や小野楓馬騎手のサイン入りJBCオリジナルジャンバーサイズS、エーデルワイス賞(Jpn3)優勝レイ風マフラータオル、JBC2025開催記念オリジナルフレーム切手、オリジナルブランケットなどが当たる、先着300人を対象としたファン感謝抽選会、北海道コーン茶、ポッカレモン100、じっくりコトコトこんがりパン超盛コーンポタージュカップが先着300人にプレゼントされるウェルカムサービス、手羽餃子、揚げたこ焼き、豚汁などを販売するキッチンカー出店を開催。Aスタンドでは第8競走本馬場入場後に今年度をもって勇退する田中正二調教師の勇退式が、全レース終了後にはジョッキー交流会が催された。
ジョッキー交流会で騎手会長の阿部龍騎手は「寒いなか、遅くまでこんなにもたくさんのかたにお集まりいただきまして、まことにありがとうございます。今年もほんとうにいいレースがたくさんできたとおもいます。たくさんのみなさんの応援があったからこそとおもいます。この場をお借りして感謝申し上げます。ありがとうございました。今日でホッカイドウ競馬は全日程を終了しましたが、冬の間、各競馬場に遠征する騎手や馬がまだまだいますので、引き続き応援のほど、よろしくお願いいたします」と頭を下げた。















