北海道静内農業高等学校が静内小学校で出前授業を行う
10月29日、新ひだか町静内緑町にある新ひだか町立静内小学校(松田陽一校長)において、新ひだか町静内田原にある北海道静内農業高等学校(篠原圭校長)による出前授業が行われた。
この出前授業は静内小学校の総合的な学習の時間の一環。総合的な学習の時間は、学校が地域や学校、児童生徒の実態等に応じて、教科等の枠を超えた横断的・総合的な学習と探究的な学習、協働的な学習をするカリキュラムで、今回は小学4年生が地元の基幹産業のひとつである馬について学ぶことになった。
静内小学校には北海道静内農業高等学校生産科学科馬コースの2年生15人が来校。授業は視聴覚室とプレイルームの2か所で行われた。
視聴覚室で静内農高生は「静内小学校のみなさん、こんにちは。みなさんはふだん、馬に乗ったり、馬について勉強することはありますか?みなさんは馬にふれあうための事前学習として、今日はわたしたちの授業を受けてもらいます」とあいさつ。授業はAとB、2つの画像を見せて、「馬のひづめはどっちだ?」、「馬をさわるとき、正しいさわりかたはどっちでしょうか?」、「馬はキャベツを食べられるか?」、「馬の歯はどっち?」、「サラブレッドの最高速度は60kgから70kg、120kgから130kgのどっち?」といったクイズや、北海道と馬とのかかわり、ユメロマン、サクラホウジュなどの静内農業高校で過ごす馬の紹介、サラブレッド、ポニー、どさんこ、クォーターホースといった馬の種類、競走馬の品種の特徴、障害馬術を説明した。
プレイルームでは、バランスボールの上に乗ってバランス感覚や重心移動、体幹などを鍛えるトレーニング、マーカーとバドミントンのシャトルを使って敏捷性を高めるトレーニング、一本の板の上に乗って平衡感覚を養うトレーニングといった、ふだん馬術部の部員が取り入れている練習を体験。児童はゲーム形式で馬に乗るために必要な技術を身につけた。
最後の児童は「今日は馬のことをおしえてくれてありがとうございました」と感謝の言葉を述べた。
次回は北海道静内農業高等学校において、馬の授業が行われるという。















