第45回北海道乗馬スポーツ少年団交流馬術大会が開催される
新冠町で10月19日、第45回北海道乗馬スポーツ少年団交流馬術大会(日本乗馬少年団主催)が開催された。
北海道内の乗馬スポーツ少年団員が競う馬術大会で、当日は天候に恵まれ、大勢の選手、保護者、関係者が集まった。今年は大会場所をにいかっぷホロシリ乗馬クラブとし、同クラブ在厩の重賞馬ウインマーレライやコパノリチャード、スギノエンデバー、日本ダービー(G1)3着の実績があるアポロソニックらが出場した。
競技はスラローム、クロスバー、ノービス60障碍、チャレンジ80障碍、北海道乗馬少年団選手権競技(日本乗馬少年団選手権予選)で、約60人の選手が出場した。最も基準タイムに近い選手を競うスラロームで優勝した橋本彩咲来さん(札幌龍谷学園高等学校、2年)は、札幌競馬場乗馬スポーツ少年団から出場し、スギノエンデバーとのコンビで駆け抜けた。
橋本彩咲来さん(札幌龍谷学園高等学校2年)は「北海道秋季馬術大会が第4位で悔しかったので、優勝できて嬉しいです。私自身、初めて優勝することができました。スギノエンデバーとは初めてコンビを組みましたが、前向きさが特徴だと思いました。にいかっぷホロシリ乗馬クラブに来たのは初めてで、馬がのびのびとできる環境を感じました。様々な少年団の選手の技術を見て、学びになりました」と感想を話した。
午後3時頃から表彰式があり、上位3人の選手が表彰され、審判長の松下敏昭さんから講評があった。講評では、“競技の規則をよく読むように”とアドバイスがあった。
大会を終えて日本乗馬少年団連盟・北海道地区理事の村上恵祐さんは「初めてにいかっぷホロシリ乗馬クラブでの開催となりました。施設、運営、馬たちと素晴らしく思いました。アクセスも良いので、今大会を参考に参加者が増えて欲しいと思います。馬産地とあって、馬の仕事に携わる関係者の多さを感じました。パリ五輪の馬術団体メンバーは少年団の出身でもあり、現役の少年団員も志を高く持って、練習に励んでほしいと思います」と振り返った。
関連して10月24日、JRAより2026年度競馬学校騎手過程(第45期)入学試験合格者の発表があり、9名が合格。そのうち4名(大垣奈々さん・札幌競馬場乗馬スポーツ少年団、中村杏太郎さん・札幌競馬場乗馬スポーツ少年団、茂木陸斗さん・浦河乗馬スポーツ少年団、山田向日葵さん・静内乗馬スポーツ少年団)が今大会出場者だった。















